■雪道を走ったその後が肝心。下回りについた融雪剤を落とそう!
●融雪剤対策
雪国の幹線道路には凍結温度を下げて凍りにくくする「凍結防止剤(塩化ナトリウム)」や水と反応すると発熱し、その熱で雪(氷)が解け、さらに水が発生して次々に周りを溶かしていく「融雪剤(塩化カルシウム)」がまかれている。
これにより走行の安全が確保されているわけだが、これらに含まれる「塩分」は金属製のボディにとって大敵、「サビ」を促進させる働きをする。
雪道を走ると、その「塩分」がタイヤが巻き上げた雪に混ざってフェンダー裏や足回り、ホディ下回りに滞積するばかりか、ボディ全体を覆うように付着する。
このため、雪道を走って帰ってきたなら、日を置くことなく足回りや下回りまでキッチリ洗車して「塩分」を落としておくことが大切だ。
さらに、シーズンの終わりにはサビの有無をチェックするとともに状況に応じて適切な処置を施す必要がある、ということを頭に叩き込んでおきたい。
また、金属チェーン等の滑り止めも保管する前にキッチリ水洗いして汚れを落としておくことが大切だ。

雪道を走った後は必ず洗車をして融雪剤の塩分を取り除こう。フェンダー内や下回りもしっかりと水洗いして塩分を落としたい。最近では下回りを入念に洗車できる洗車機もあるので利用したい。写真は温水が出る洗車場で融雪剤を落としている
コメント
コメントの使い方