マツダボンゴが20年も生き残っているワケ なんとまだ新車で買える⁉︎


■マツダディーラーにボンゴを買いに行ってみた!

マツダディーラーにマイナーチェンジ前のボンゴバンを見に行ってきた

有効荷室床面長は2160mm、荷室幅は1480mm。ハンガーラックはホールディングするシートを2/5人乗りに設定。6脚、観葉植物は30鉢、規格11号(300×240×210mm)のダンボール箱は195箱入る

2016年2月のマイナーチェンジ前に設定されていた後輪のダブルタイヤ

今でも新車が買えるというので、試乗できるのか、都内のマツダディーラーに行ってみることにした。

ところが数店舗に電話してみると、新車の展示車、試乗車がなく、どの店舗も社用車や代車として使われているとのことだったので、そのうちの1店舗に見に行ってきた。

応対してくれた営業マンは30代前半。ボンゴバンを買う人は大変珍しく、この1年で1人しか販売したことがないそうだ。

これだけハイエースが1人勝ちしているなかで、「ボンゴのウリはなんですか?」と単刀直入に聞いてみると、営業マンはこう応えてくれた。

「ボンゴは5ナンバーサイズで、最小回転半径が4.3mで取り回しがしやすく、視界もいいので運転しやすいのが特徴です。

※編集部註/
ボンゴバンは全長4285×全幅1690×全高1865mm(標準ルーフ)
ハイエースバンは全長4695×全幅1695×全高1980mm(標準ルーフ)

見た目は古いですが、運転席&助手席エアバッグや衝突から乗員を守る衝突吸収フレーム、フロントドア&スライドドアにサイドインパクトバーを採用するなど、安全性も高いです。

もちろん、荷室はたっぷり積めますし、標準ルーフ、ハイルーフ、荷物の積みやすい床が平らな、かさ上げ仕様もございます。価格も低床2WD仕様であれば190万前後から215万円までとなっております。お値引きはかなり勉強させていただきますので、ぜひご検討ください」

用意されたボンゴバンは2016年2月のマイナーチェンジ前のダブルタイヤモデルだった。試乗ができなかったため、なんとも評価しにくいが、いわゆる普通のバン。サイズ的にはハイエースよりも全長が短いので、ハイエースよりも取り回しはよさそうだ。

■ボンゴオーナーの生の声

実際に乗っているボンゴオーナーの生の声を聞いてみた。まずはボンゴを仕事グルマとして使っている斎藤博之さん(仮名)。内装関係の仕事で毎日走らせているそうだ。

「昨年9月に新車に乗り換えました。でもマイナーチェンジ前のモデルのほうがよかったな。ダブルタイヤで乗り心地がよかったんですよ。ハイエースではなくボンゴにしたのは最小回転半径が小さくて、小回りが効いて乗りやすいから。もう20年はボンゴに乗っているかな。燃費は9〜10km/Lくらいです」

ピッカピカのボンゴバン、しかもアルミニウムメタリックは珍しい。ちなみにボンゴバンのボディカラーはクールホワイトとこのアルミニウムメタリックの2色のみ

まさに職人のための荷室といった感じ。使いやすくて特に不満はないそうだ

続いて、なんとボンゴを”痛車”にして乗っているオーナーに直撃! ボンゴで車中泊もしているという「徒歩チャリダー」さんにボンゴの魅力を語ってもらった。

取材/野里卓也

「徒歩チャリダー」 さん所有の2004年式ボンゴバンGLスーパー 。購入は2004年10月、15年目になる。走行距離は17万8000㎞

「ボンゴバンの良い点は、ハイエース、キャラバンでは高価で大きすぎる、軽箱では小さすぎる。そういう人達の為の受け皿になっていると思います。

ボンゴはとてもいい中間サイズの商用車です。ただし、不人気車ゆえに、趣味車で所有する人少なく、カスタムパーツもあまりないのが欠点でしょうか。

しかしその欠点を上手く活かせば、弄り方によっては唯一無二の存在になれる、そんなところがボンゴバンの魅力でしょうか。

あと、自分のクルマの場合ですと、リフトアップと痛車。リフトアップは2006年に行い、4代目SK系ボンゴバンではおそらく第1号です。痛車は、『ボンゴバンの痛車は珍しい』とよく言われます。

また、車中泊のDIYですが、4ナンバーゆえに車内が簡素なのでとてもやりやすいです。乗用ミニバンより商用バンを好むようになった理由のひとつでもあります。

ボンゴバンは車両価格が安いのですが、下取り価格も期待できないので、乗りつぶすつもりで躊躇なくDIYができます」。

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