スバルがメディア向けの雪上試乗会を行った。その舞台となったのは豪雪地帯として有名な山形県出羽三山、2mの雪壁が迫る一般道を約200km走るルート。
試乗車は、スバルXVとフォレスターe-BOXERの2台。はたして極寒の地で、スバルの4WD性能はいかんなく発揮できたのか? 恐怖(?!)の実体験レポートをお届けしよう。
文/ベストカーWEB編集部・小野正樹
写真/スバル
■テストコースではなくリアルワールドでの実走テスト
スバルの雪上試乗会は、2018年からクローズドコースではなく、刻々と変わる環境下での実路、つまりリアルワールドの一般道での雪上テストを行っている。
2018年は、八甲田山の雪中行軍で有名な十和田湖や酸ヶ湯など、積雪5mを超える日本一の豪雪地帯を走るルートだったが、今回も前回同様、過酷なリアルワールドのテストだった。
スバルがこのようなテストを選んだのはクローズドコースにはない、刻々と変わる環境下で、スバルのAWD性能だけでなく、視界や空調、車高といった総合的なスバルAWDの「安心感」をベースとした「愉しさ」を味わって欲しかったからだそうだ。
試乗コースは、山形駅にほど近いホテルを出発し、修験道の霊場として知られる月山(標高1984m)、湯殿山(標高1504m)、羽黒山(標高414m)という出羽三山を目指し、最深積雪ランキングで2位の445cmを記録した肘折温泉を経て、鶴岡、酒田へ向かう約200kmのルート。
このコースは、スバルが47年前、国産初の乗用4WDとして登場させたスバル1300バン4WD(後のレオーネ4WDエステートバン)を月山周辺でテストしていた地でもあったのだ。
実は嫁さんの実家が山形県鶴岡なのでこの年末年始に帰省し、月山や湯殿山周辺を走ったのだが、まさかその1カ月後に同じ場所に、しかもスバルの雪上試乗会で再び来ようとは予想だにしなかった。
嫁さんの実家にはフリード4WDがあるので、それを借りて湯殿山スキー場をはじめ、出羽三山周辺に乗っていったが、新雪や圧雪路の怖さを身をもって体験した。
もちろんスタッドレスタイヤを履いているのだが、さすがにオンデマンド4WDはきつかった。除雪済みの鶴岡市内の一般道では、なんてことはないのだが、湯殿山付近の一般道あたりから、曲がらない、走らない……。
積雪20cmくらいの下りで、ちょっと油断して速度を上げると、停まらない。雪壁の30cm手前でようやく停まり、事なきを得たが……。横浜育ちの担当にとってトラウマになるところだった。
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