【FJ、iQ、ウィングロード…】 とてもステキだったガッカリ絶版車 7選

■日産ウイングロード:生存期間/2005年11月~2018年3月

2018年3月24日に販売終了したウイングロード。3代22年の歴史に幕を閉じた。これに伴い、日産の3/5ナンバー登録のステーションワゴンがすべて消滅となり、ステーションワゴン市場から撤退。なお、派生車種のNV150ADは生産販売を継続している

初代、2代目のウイングロードは、「クルマはこれでいいじゃん!」という、いい意味での割り切りが感じられるステーションワゴンだった。私はウインロードの前身であるADワゴンに乗ってたことがあるけど、貧乏フェラーリオーナーのふだんの足として重宝しましたよウフフ~。

しかし3代目ウイングロードは、デザインで大失敗した。余計な部分がないのがウイングロードの美点だったのに、あのヘンテコなツリ目ヘッドライト、変なルーフラインは何!? そういえば、ウナギイヌと揶揄されてもいましたね。

■もしこうしていれば、売れたかも!?

2代目ウイングロードは2001年のビッグマイナーチェンジで一気にフロントマスクのデザインを変えてスマッシュヒット。

でも3代目は最後まで変えなかった。そもそも元のデザインがよくないですが……。売れなくなって、コスト的にボディパネルの設計変更ができなくなったんでしょうかねぇ。

ウイングロードは、2代目の時のように、なんにもしない「素」のデザインでいれば、もうちょっと長生きできたでしょうに。ウイングロードはシンプル・イズ・ベストに徹すればよかったのに。

■スバルエクシーガ・クロスオーバー7:生存期間/2008年6月~2018年3月(クロスオーバー7)

ミニバンモデルの「エクシーガ」として2008年6月から2015年3月まで製造され、同年4月からミニバンから大きく路線変更し、大幅改良を施したクロスオーバーSUVモデル、エクシーガ クロスオーバー7を発売。2018年3月に販売終了

国内市場はミニバンがなきゃどーにもならない! でもOEMのトラヴィックは大失敗! じゃあしょーがない、レガシィをベースにミニバン作ったる! ということで生まれたのが、エクシーガでございますね。

でもエクシーガは売れなかった。やっぱ3列目が狭いし、乗り降りも大変だったしなぁ。結局背の低いミニバンはダメ! ってことで、エクシーガはクロスオーバー7という名のクロスオーバーSUVに衣替え。それでもやっぱり売れなった。

まぁ、売れないのはわかりますよ。スバル車ってのは、全身全霊を打ち込んで作られてるからこそ輝くんであって、なんかこう中途半端だったんだよね、エクシーガって。

■もしこうしていれば、売れたかも!?

これなら、フォレスターのロングホイールベース版に3列シートをブチ込んだ、マツダCX-8のスバル版みたいなものだったらよかったのに。

なんつって、CX-8が成功したから言ってるけど。後出しジャンケンでスマン。とはいってもアメリカで販売している3列7人乗りの大型SUV、アセントは大きすぎて日本じゃ売れないだろうしねえ。

■トヨタiQ:生存期間/2008年11月~2016年4月

全長2985×全幅1680×全高1500㎜というトヨタのマイクロコンパクト。エンジンは1Lと1.3LでCVTと組み合わせている

iQのデザインは大変インプレッシブでステキだったが、コンセプトはあまりにも中途半端だった。なによりイカンのはあのリアシート! あんなところに人間が座るか! 子供だってキツイ! 追突されたらモロ潰れるだろうし。

トヨタは、2人乗りじゃスマートフォーツーの二番煎じと思ったのか、とにかくiQは、2列シート(4人乗り)という中途半端さがイカンかった!

■もしこうしていれば、売れたかも!?

iQは2人乗りで、もっと全長が短かったら、まだしも存在感を発揮できたかもしれない。少なくとも、スマートフォーツーの路駐縦止めが認められてる欧州では。日本ではまぁ、何やっても台数は出なかったでしょうけど。

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