【買い取り額アップ確実!!】クルマを高く売るために絶対すべきこと

■買い取り業者に聞いた査定アップのポイント

自分の買い取り体験談を話したところで、これからはクルマの買い取り業者に聞いた査定アップのポイントを紹介していこう。

まず、聞いてみたのは買い取り店に行く前にできるだけ査定アップするために、なにか前もってすべきことはあるのか?

「買い取りの査定アップのポイントを紹介する前に、最新の買い取り事情について話しておきましょう。人気車の買い取り価格は高くなると思っている人は多いでしょう。中古車は人気という要素によって査定価格が変わるものです。

その人気という要素ですが、現在は日本国内ではなく、海外での人気も価格に反映されるようになっています。

25年ルール(アメリカで新車が発売されなかったクルマは製造から25年経たないと輸入できない)を超えた日産スカイラインR32GT-Rのように多くの海外の業者が日本のオートオークションにクルマを購入するために来ているのです。

したがって、日本で販売するクルマと輸出するクルマでは査定アップするポイントが変わってくるのです。

■洗車や室内清掃はやったほうがいいのか?

それでは、買い取り査定がアップするポイントですが、買い取り店に行ったときに汚いままより洗車や室内清掃はやった方が心象は良いと思います。

汚れたままだと、キズや凹みなど隠しているのではないかと疑われるからです。こちらは何も隠していませんよという真摯な態度で査定にのぞんだほうがいいでしょう。

加えて、定期点検記録簿もキチンと定期的にメンテしているなら見せてアピールするのもありですね。やはり、これまでキチンメンテナンスを受けているクルマは高品質という証明になるからです。」

という答だった。やはり、洗車や室内の掃除はしたほうがよさそうだ。

■キズや凹みは修理してから査定すべきか?

バンパーのこすりキズは査定に出す前に修正すべきか悩みどころだが、高年式ならまだしもちょっと古くなったクルマなら多少の傷はそのままでいいとのこと

続いて、ボディのキズや凹みなどは修理してから査定に持っていったほうが良いかを聞いてみると、

「フロントバンパーのキズや凹みなどは目立ち方にもよりますが(ほかに傷がなくバンパーだけとかなら、なおさら) 2万~3万円程度の簡単な修理で直るのならば、修理してから査定するのはありだと思いますね。

査定のプラスとなる分岐点は3万円ぐらいなので。ただし距離の少ない高年式のクルマ以外は、多少の傷はそのままでもいいと思います」

査定金額が高い低走行の高年式車は修理したほうがよいが、それ以外の場合はそのまま出した方がいいということだ。

■純正ナビや高級オーディオは査定アップになる?

アルファードの純正ナビ、Tコネクト10インチモデルの価格は29万4300円。そのほか、JBLプレミアムサウンドシステムやパノラミックビューモニターなどが付くと総額69万1200円

基本、後付けナビは査定アップにつながらないが例外もある。査定アップにつながるという人気のアルファード/ヴェルファイア専用のナビ、11インチディスプレイのアルパインビッグ11X。流通価格は20万円前後

純正ナビや高級オーディオは査定アップになるのか? そして最近査定がアップする装備はあるのかと聞いてみると、

「純正ナビや高級オーディオは査定アップのポイントになります。後付けのナビは査定アップにはなりにくいですね。やはり純正品は強くて、エアロパーツなども高査定につながりやすいです。

ただし、純正品ではなくても査定がアップする例外があります。アルファード/ヴェルファイアなど、車種別専用に開発されているアルパインビッグ11Xと呼ばれる大画面ナビは査定アップしますね。新車にこのパーツを装着して販売している販売店もあります。ヴェルファイア、ノア&ヴォクシー、セレナなどにも用意されています。

そのほか、輸出されるランドクルーザーなどはモデリスタフルエアロ、サンルーフ、寒冷地、クーラーボックスなどが装着していると良いです」ということだった。やはり純正品のパーツは強いようだ。

■ボディカラーの違いで、買い取り額に差が出るのか?

人気のホワイトやブラックに比べると、ワインレッドは20万~40万円下がっているという

続いて、ボディカラーによる価格差は最大いくらぐらいあるのかを聞いてみた。「シルバーを基準に白(パール)、黒は高めというのが一般的です。

しかし輸出するクルマはボディカラーによる価格差は時期によって最大50万円ぐらい出る時がある時もあります。ただしそのボディカラーのオーダーがなくなると逆にマイナスになることもあります。

一時期アルファード/ヴェルファイアのワインレッドやグラファイトシルバーなどがオーダーあった時は基準となるシルバーに比べて、50万円くらい高く取り引きされていましたが、今はオーダーがないので逆に20万~40万円下がっている状況です」

需要と供給のバランスによって大きな影響を受けるのがボディカラーといえる。

■走行距離が1万㎞増えると価格はいくら下がる?

走行距離が1万㎢増えるといくら下がるのか?

同じ年式のクルマでも走行距離が1万km増えると、どれくらい査定に影響があるのかを聞いた。

「同じ年式でも走行距離が1万km増えても輸出に強いクルマはほとんど影響がないです。逆に軽自動車のように国内だけのクルマは10万~20万円変わるクルマもあります。

現在、輸出に強いのはアルファード/ヴェルファイアをはじめ、プレミオ、スバル系ですね。また、ハイブリッド車やEVは距離少なくてもキチンと定期点検していないとマイナスになるかもしれません。」と話してくれた。

車種によって変わるが、目安としては走行距離が1万km延びると10万~20万円は下がると考えたほうがいい。

■売却するとき、絶対やってはいけないこと

最後に売却するときに、業者と交渉するときに絶対やってはいけないことを聞いた。

「クルマを売却するときに、絶対やってはいけないことは相場より明らかに高く、あり得ない査定価格をハッタリで言うこと。きっと中古車の販売価格を見て言っているのでしょうが、それは、クルマの流通の仕方をわかっていないことが明白ですから。

まずは、自分のクルマの査定価格を知るべきですね。そして日本では人気のないクルマでも海外で人気のクルマもあるので、そういう情報もゲットしたほうがいいでしょう」と話してくれた。

クルマの売却で査定アップをさせるためには洗車と掃除、そして正しい査定価格、そのクルマの人気などの情報収集が必要なのだ。

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