■それでも発生する湾岸線と合流JCTでの渋滞
それでも首都高の予想によれば、通行止め期間中は、首都高及び通行止め区間周辺の一般道路において、通常以上の渋滞(年間で特に渋滞・混雑の多い年末・年度末と同程度)が発生するという。
予想通りの渋滞が発生すれば、「壊滅的」とも言える状況になるが、渋滞予測は常に最悪の事態を想定する。これほどの渋滞にはならないかもしれないし、ならないことを祈るしかない。
ただ、1号羽田線の通行止めによって、並行する湾岸線が激しく渋滞するのは確実だ。多摩川を渡る区間の平日平均交通量は、1号羽田線が約8万台、湾岸線は約10万台。8万台がそっくり湾岸線に転換すれば18万台となり、交通容量を大幅に超えることになる。
また、1号線を避けて湾岸線へ向かうクルマが増えるため、芝浦JCTや大黒JCTでは、激しい合流渋滞も発生するだろう。JCTの目詰まりによって、渋滞が環状線に長く伸び、すべての路線の渋滞が悪化して、予想された通りの大渋滞になる可能性もある。
通行止め期間中は、クルマの利用を控えるのが一番だが、利用する場合は、湾岸線や周辺の一般道はなるべく避け、第三京浜や東名への迂回も考慮してほしい。
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