渋滞避けるコツは「急がば回れ」
主要高速道路の渋滞発生は避けられないが、できる限り渋滞に巻き込まれるリスクを減らすにはどうすれば良いのか?
前出の外山氏は「最も効果的なのは移動時間をズラすことで、できれば半日単位で動かしてほしい」と言う。下りなら朝の出発を遅らせて、ゆっくり出かける。上りなら午前中のうちに移動を済ますのが理想的だ。
それが難しい場合は「(渋滞の)ピークから1時間外すだけでも効果がある」という。
ただ、なかなか移動時間をズラせないケースも多い。そうした場合の対処法を外山氏は以下のように解説する。
「遠回りでも空いているルートを選んだ方が早く着くことを、私は“急がば回れ理論”と呼んでいるのですが、(この考え方で)ルートを変更するだけでも渋滞のリスクはかなり減らせます」
まずは可能な限り渋滞が激しい時間を避けること、そして特に長距離移動時は混雑する最短ルートを外すことも効果的な手段のひとつといえる。
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渋滞は一番右側の追越車線から発生し、必要以上の車線変更が渋滞を悪化させるケースも多い。また、渋滞発生中は追突事故も頻発する。
ルート選びだけでなく、渋滞に遭遇した時の心構えも“急がば回れ”の精神で、こまめに休憩をとり、ゆとりをもった車間距離や運転を心がけてほしい。
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