令和のカローラは53年間守った5ナンバーをなぜ捨てたのか?

日本仕様のボディサイズは全幅1745mmとなり3ナンバーに!

■各モデルのボディサイズ
●現行カローラアクシオ:全長4400×全幅1695×全高1460~1485mm、ホイールベース2600mm
●現行カローラフィールダー:全長4410×全幅1695×全高1465~1510mm(ルーフレールは+30mm、全高はタイヤサイズで異なる)、ホイールベース2600mm
●現行カローラスポーツ:全長4375×全幅1790×1460mm、ホイールベース2640mm

■欧州仕様カローラセダン:全長4630×全幅1780×全高1435㎜、ホイールベース2700mm
■欧州仕様カローラツーリングスポーツ:全長4650×全幅1790×全高1435㎜、ホイールベース2700㎜

■欧州仕様カローラTREK:全長4433×全幅1790×全高1460mm、ホイールベース2700mm、最低地上高155mm

欧州仕様のカローラツーリングスポーツ・スポーティモデル。全幅は1790mmにも達する
欧州仕様のカローラツーリングスポーツ・スポーティモデル。全幅は1790mmにも達する
スタイリッシュなデザインで日本でも人気が出そうな予感
スタイリッシュなデザインで日本でも人気が出そうな予感

★日本仕様のカローラセダンとツーリングのボディサイズ(予想)
全長4495×全幅1745×全高1435mm、ホイールベース2640mm

 新型カローラの日本仕様は、海外仕様の全長4630mmに対し、4495mmと135mm短く、全幅は1780mmから1745mmと35mm狭い、国内専用ボディサイズになる。ツーリングはアンテナ付きだと1460mmとなる。

 現在、日本で販売されているカローラスポーツは全幅が1790mmの3ナンバーボディだが、新型カローラセダン、ツーリングはカローラスポーツよりも全幅は45mm狭くなる。ホイールベースはカローラスポーツと同じ2640mmだ。

 プラットフォームはトヨタの新型プラットフォームTNGA( トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー) GA-Cを採用。

 骨格で魅せるたくましさとアクティブさを併せ持ったデザインで、TNGAプラットフォームの採用により、先代よりも全高を低く、トレッドを広げて、踏ん張り感のある低重心でスポーティなシルエットを追求している。

日本仕様のフロントマスクは、中国で販売されているカローラのスポーティグレード、レビンに似たデザインになる。欧州仕様のスポーティラインもこれに似たデザインだ
日本仕様のフロントマスクは、中国で販売されているカローラのスポーティグレード、レビンに似たデザインになる。欧州仕様のスポーティラインもこれに似たデザインだ

 残念ながら、国内専用のナローボディとなる日本仕様のエクステリアの写真は、まだ明らかにされていないが、欧州仕様に用意されているスポーティモデルに似たデザインになる見込み。日本仕様のカローラスポーツによく似ている。台形大型グリルと異形2灯式LEDヘッドランプの顔立ちだ。

 後ろのトランク部分を形成するクオーターパネルはセダンだと従来のようなきちんとした3ボックスではなく、一見するとクーペ的なファストバックタイプのデザインを採用。

基本的なデザインはカローラスポーツど同様で、これまのカローラよりも1ランク上の上質さが特徴(写真はカローラセダン1.8の欧州仕様)
基本的なデザインはカローラスポーツど同様で、これまのカローラよりも1ランク上の上質さが特徴(写真はカローラセダン1.8の欧州仕様)

  コクピットは基本的にはカローラスポーツと同じデザインを採用。TFTディスプレイとメーカー&ディーラーオプションとも8インチサイズのナビが基本。

 室内空間はカローラスポーツよりもホイールベースを60mm延長されており、リアシートの足元空間はクラストップレベルを確保しているという。

ボディサイズが拡大したぶん、室内空間は十分な広さを確保
カローラセダンの後席に座った状態。膝前空間にも余裕がある
カローラセダンの後席に座った状態。膝前空間にも余裕がある

 荷室部分はセダンがトランクを独立させているがツーリングの2列目シートは固定ではなく、前倒しが可能でフラットなフロアを実現。

 また、前倒しと前方への移動も可能。フラットフロアにするとゴルフバッグがツーリングで4個、セダンは3個積める。

幅、奥行きともに十分な広さを確保しているカローラセダンのラゲッジルーム
幅、奥行きともに十分な広さを確保しているカローラセダンのラゲッジルーム
欧州仕様のカローラツーリングスポーツのラゲッジ容量は5人乗車時598Lを確保。リアシートを倒すとフルフラットになる<br>
欧州仕様のカローラツーリングスポーツのラゲッジ容量は5人乗車時598Lを確保。リアシートを倒すとフルフラットになる
フルフラットにした状態のカローラツーリングスポーツ
フルフラットにした状態のカローラツーリングスポーツ
2019年3月のジュネーブショーで公開されたカローラツーリングスポーツベースのクロスオーバー、カローラTREK。 前後のアンダーガードなどクロスオーバー風スタイルが特徴で、ルーフに乗っているのはコラボレーションしたTREK製のMTB。欧州での発売は2019年8月。カローラツーリングスポーツの最低地上高135mmから20mmアップし、155mmとしている
2019年3月のジュネーブショーで公開されたカローラツーリングスポーツベースのクロスオーバー、カローラTREK。 前後のアンダーガードなどクロスオーバー風スタイルが特徴で、ルーフに乗っているのはコラボレーションしたTREK製のMTB。欧州での発売は2019年8月。カローラツーリングスポーツの最低地上高135mmから20mmアップし、155mmとしている

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