令和のカローラは53年間守った5ナンバーをなぜ捨てたのか?

パワートレインはどうなる?

1.5L、直4と1.2L、直4ターボのガソリン、1.8Lのハイブリッドに加え、新開発の2Lハイブリッドも追加される可能性も
1.5L、直4と1.2L、直4ターボのガソリン、1.8Lのハイブリッドに加え、新開発の2Lハイブリッドも追加される可能性も

■新型カローラに搭載されるパワートレイン(予想)
●1.5L、直4ガソリン:95ps/12.3kgm
●1.2L、直4ターボ:116ps/18.9kgm
●1.8L、直4+モーターのハイブリッド
エンジン出力:99ps/14.5kgm
モーター出力:82ps/21.1kgm
●直列4気筒2L+モーターのハイブリッド【新開発】
エンジン出力:183ps/18.4kgm
モーター出力:109ps/20.6kgm

 パワートレインはカローラスポーツよりもワイドバリエーションで、NAガソリンの1.8L、直4、それに1.2L、直4ターボ、1.8Lハイブリッドを搭載する。遅れて欧州仕様の2Lハイブリッドが加わる可能性もある。

 駆動方式は、いずれもFF、4WDを設定。これまでハイブリッドは1.5L&1.8Lとも4WDの設定はなかったが、次期型では初めて4WDがラインアップに加わる。

 サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアが新開発のマルチリンクとなる。

 リアサスに高級車に使われるマルチリンクを採用したというのは、カローラがライバルひしめく欧州Cセグメントの頂点に立ちたいという、トヨタの意気込みを感じさせるものだ。

 カローラスポーツに装備された可変サスペンション、AVSはカローラツーリングに設定される。

 トランスミッションのメインはCVTだが、1.2L、直4ターボのセダンにはMT車も設定。ドライブモードはエコ、コンフォート、スポーツ、スポーツ+とカスタムから選べる。

 グレード構成は上級から「WxB」、「S」、「G-X」の3タイプでセダン、ツーリングとも共通。

 3Dドライバーメーター、プレミアムヘッドアップディスプレイ、JBLグリーンエッジプレミアムサウンドシステム、スマートフォンのワイヤレス充電、タッチ方式のマルチメディアシステムなど、最新のコネクティビティを装備するほか、 車両の制御ネットワーク(CAN)に接続する車載通信機(DCM)を全グレードに標準搭載したコネクティッドカーとして、トヨタが構築したコネクティッドカー向けの情報インフラである「モビリティサービス・プラットフォーム(MSPF)」から、さまざまコネクティッドサービスを受けることができる。

 また、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させることで第2世代に進化した予防安全パッケージ 「トヨタセーフティセンス」が、カローラスポーツと同様、標準装備される。

 ボディカラーはセダン、ツーリング共通で「WxB」が3色、「S」/「GX」が7色合わせて10色。新規は3色となるが、ツートーンカラーは今回設定しない。

2020年からトヨタ全系列店で発売

 2019年8月中旬にも事前の予約受付を開始する。10月1日から消費税引き上げになるわけだが、9月いっぱいのナンバー取得が可能な生産台数を相当数確保するため、各扱い店には割り当て台数を定め、すべて契約が可能なような対応策を取る方針とのこと。

 従来のカローラシリーズは上級コンパクトカーの位置づけだったが、次期型は完全なミドルクラスにシフトする。

 したがってセダンは2020年5月以降、従来のトヨタ店、トヨペット店でも扱う全系列で販売されるため、小型車のアリオン、プレミオは2020年中にもモデル廃止となる可能性が高い。

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