レクサスLSより後席の居住性がいいN-BOXなど
いまや国民車となったN-BOXをはじめとして、タント、スペーシア、デイズルークス、ekスペースなど、すべての軽スーパーハイトワゴンは、軽なのにリアシートの頭上空間、足元スペースがレクサスLSよりも広い! マジすか! この広さを見たら、LSやセンチュリーを買うのがアホらしくなる!
ただですね、さすがにシートの座り心地は、LSに大幅に劣りまする。なにせ軽スーパーハトワゴンのリアシートは、前後スライドさせなきゃならないし、折りたたんでラゲージをガバッと広くしたり、フルフラットにする必要がございますので、クッションを厚くするのは無理なんです。
また、座面を斜め後ろに傾かせて、ラクチンにふんぞり返れるようにするのも難しゅうございます。そこんところは維持費の安さに免じてお許しくださいませ。
アルファードより室内高が高いウェイク
軽スーパーハイトワゴンの全高を、さらに一段高くした軽、それがウェイクだ!
N-BOXなどのスーパーハイトワゴンの全高は、1750~1800 mmといったところ。ところがウェイクは1850 mm! これは、アルファードの1880~1935 mmにも迫る背の高さなのだ!
この全高を生かし、室内高は1455 mmもある。アルファードでも1400 mmなのに! 1455 mmということは、子供が立ったまま歩けるということだ。スゲエ!
ミニモニの矢口真〇も身長1448 mmなので、立ったまま車内を歩ける計算になる。アルファードやステップワゴンじゃ、矢口でも少し背をかがめないと歩けませんヨ!
この室内高のおかげで、ウェイクのラゲッジ容量はフィットよりも広い。なぜならウェイクには、90Lもの容量を持つアンダートランクがあるからだ! ゴルフバッグをここに突っ込むと2本並んで立つ! というシロモノである。深すぎて、一度モノを入れたら取り出すのが大変というくらい深い。
ただこのウェイク、あまり売れてない。その要因はいろいろですが、あまりにも背が高いため、横転防止のためにサスペンションがメチャ固く、乗り心地がよくないのが一因でしょうか? 個人的には、これが原因でまったくほしくありません。軽は広いだけじゃダメなんだね……。
S660はワインディングの下りではフェラーリより速い!
厳密に計測したわけでありませんが、体感高にはそれくらいS660のコーナリング速度は速い! 実際、F355と箱根のワインディング下り坂で戦ってみたことがありますが、コーナーでは若干引き離せる感触でした。
いったいなぜなのか?
まず、S660は、スポーツカーとして猛烈に軽い。車両重量830kg。これは、軽としてはそんなに軽いほうじゃないけれど、スポーツカーとしては世界最軽量レベル。
軽いことで有名だったランチアストラトスでも980kgだから! つーかストラトス、意外と重いな……。ロータスエリーゼも900kgくらいある。S660の軽さはそれらより上手なのだ!
そして、旋回性能に有利なミドシップレイアウトを持ち、タイヤは超ハイグリップタイプ。これらの要因により、左右駆動力配分などの超ハイテクの助けなしに、想像を絶するコーナリング速度を実現しているのだ!
ただ、パワーはフツーの軽同様64馬力しかないので、トータルではあんまり速くない。ただし、加速力があまりいらないワインディングの下りならフェラーリにも勝てる! ということになるのです。下り勾配がキツければキツいほどS660に有利ね。
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