【check 03】 視界を向上させた前席とあえて分割スライドにはしなかった後席
運転席は上下50mmのシートリフターが備わり、ステアリングはチルトに加えホンダ軽自動車としては初のテレスコも装備してドライビングポジションのアジャストには幅広く対応可能となる。
Aピラーは6mm細幅化されて右左折時の視界を向上させている。また、ワイパーアームはウィンドウ下端より下に収納され視界向上に寄与する。
フラットなフロアを実現するため、後席スライドはあえて左右分割とはせず一体型としている。
【check 04】 フロアボードで二段ラックになる荷室
使い勝手の面では、荷室のフロアボードによる「二段ラックモード」がポイント。大きく開口する後部荷室にフロアボードを設置することでフラットな床面を作り出す。
50kgの耐荷重となるフロアボードにより二段ラックモードに。下段の上下高は240mmあり500mlペットボトルの箱が収納可能。
また上段にはスーパーの買い物カゴが横置きで2つ載せられる。
【check 05】ホンダの「さらに先」を見た安全技術
今回、栃木県宇都宮市周辺にあるホンダの「屋内型全方位衝突実験施設」で実際に見ることができたのはインサイトとN-BOXが50km/hで互いに接近し、ラップ率50%で正面衝突するというシーン。
重量比が1.5倍あるため、軽量なN-BOXはより大きな衝撃を受ける。
何度見ても衝突シーンはイヤなもの。インサイトはほぼ直進姿勢で停止するのだが、N-BOXは衝突時に後輪が浮き上がり、大きく左に回転して停止した。衝撃の大きさを実感する。
しかし室内を確認すると生存空間はしっかりと確保されていることがわかる。衝突エネルギーを分散して吸収するボディ構造の効果だ。
ホンダが特に重視しているのが「コンパティビリティ」。つまり、大きく重たいクルマと小さくて軽いクルマが衝突した際の安全性だ。
Nシリーズはもちろんコンパティビリティ対応ボディ。さらに事故時の歩行者保護の観点から、よりリアルなデータを取れるテスト用ダミーの開発にも力を入れている。
特に歩行者ダミーの開発は世界的にもトップクラスの技術をもっている
【check 06】 多彩なボディカラーバリエーション
豊富なカラーバリエーションが設定されるN-WGN。
標準タイプのボディカラーはモノトーンが9色、ホワイトルーフの2トーンカラーが4タイプ。
カスタムではブラックルーフの2トーン、シルバールーフの2トーンがそれぞれ2バリエーションある。
■ホンダN-WGNラインナップと価格
・Gホンダセンシング…127万4400円/140万5080円
・Lホンダセンシング…133万9200円/146万9880円
・Lターボ ホンダセンシング…150万1200円/163万1880円
・助手席回転シート車ホンダセンシング…142万5600円/155万6280円
・カスタムGホンダセンシング/151万2000円/164万2680円
・カスタムL ホンダセンシング…158万7600円/171万8280円
・カスタムLターボ ホンダセンシング…166万3200円/179万3880円
※左側がFF、右側が4WDの価格です。
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