驚愕のランボならぬダンボールギーニ見参!

ニューモデルはなんと4「人」駆動!? 最新技術であの素材がクルマに大変身

 音羽の不夜城から見る空はあっという間に真っ暗になり、冬の訪れをヒシヒシと感じます。年末ジャンボの10億円が当選する予定で張り切って仕事をしている今日この頃。

 さて、読者の皆さんには憧れのクルマはあるだろうか? オジサマ世代でいうとやはり外せないのはスーパーカーブームの立役者。フェラーリにランボルギーニなど、百花繚乱のクルマたちが憧れのはず。

 そのなかでも担当がお気に入りなのがランボルギーニ。ランボルギーニといえばドアが上に開く「シザースドア」がナイス。それを現在も採用しているのが「ランボルギーニ アヴェンタドール」だ。

 1台4000万円以上という驚愕のお値段で、年末ジャンボで10億円当選しても25台しか買えない。約70万円のアルトバンなら1400台くらい買えてしまうのに。そんな妄想はさておき、宮城県から新しいスーパーカーが登場したとの情報をキャッチしたのでご紹介!!

 写真を見ると非常にカッチリしたスーパーカー。なんか既視感バリバリですがこいつはカッコイイ!! 製作した宮城県の今野(こんの)梱包株式会社社長の今野英樹氏に話を聞いてみた。

今野梱包株式会社社長に話を聞いてみた!!

 「このクルマの名前は『ダンボルギーニ ダベンダンボール』といいます」

 どこかで聞いた名前だがその名が示す通り「ダンボール」でできているのがこのクルマ。クルマといっても可動せず、大人4人で持ち運ぶ必要性があるのが最先端。

 「スケールは『あの』スーパーカーの1/1(実物大)で、重量はだいたい100㎏くらいはあると思います。ダンボールといっても、車内にはそれを支える支持材が張り巡らされているので重いのです」と今野社長は言う。

スクリーンショット(2016-02-17 14.31.25)
製作チームが苦戦したタイヤ。平べったい紙をここまで円形にするというのはまさに職人芸

 ちなみにホイール(含タイヤ)は別体で1セット7〜8㎏ほどあるそう。ボディと合わせると総重量は130㎏を超えてしまうのだ。よく見ても本当に紙なのかと疑いたくなるリアルさだが、嘘偽りはない。ライトなどの透明部はアクリルを使っているとのことだが、タイヤなども含めてすべてダンボールだ。

 「まずはCADで設計をしてダンボールに大型のUVプリンターでカラーおよびデザインをプリントします。そしてカッティングマシンを使い精密な寸法で切り出しています。UVプリントがされているダンボールを使っているので塗装などはしていません」と今野社長。

 カラーページでキレイにお見せできないのが残念だが、とてもキレイなピンクに仕上がっている。製作に苦労した点を教えてもらうとそれはタイヤとのこと。今野社長がいうにダンボールは曲線を作りにくいそう。

 「タイヤは苦労しました。最初はダンボールに罫線を入れて巻いただけでした。質感がイマイチだったので、強化ダンボールをドーナツ状にカットして、20枚ほど重ねて層をつくっています。あとはサイドをデザインして、トレッドの薄いダンボールを巻き付けました」

 その情熱がすごい。さすが職人芸だ。ちなみに製作期間は2015年5月5日〜11月4日までの半年間。手の空いた時間にスタッフの有志6名で製作したそうだ。ここまでの情熱がどこから湧いてくるのだろうか。

スクリーンショット(2016-02-17 14.32.47)

「いやー、高級車乗っててもコンビニのおでんセールに目がなくてね」なんて言ってみたい。そして帰りに4人で持ち運ぶ姿はシュールだ。ちなみに合成画像ではありません

 「まずは弊社の紙を使う技術力を集約させて何をどこまでできるか挑戦したかったんです。そしてそれが地域貢献と地域発信になればという思いがありました。

 次に弊社のある石巻は若い人が都市圏に出ていっていて、新しい産業が根付かないというのがあります。そして最後はやはり石巻も被災地ということです。被災地から明るいニュースを届けたいという思いがとても強かったというのが根底にあります」。

 あの震災から5年近くが経とうとしている2015年末。被災地は元気だぞ!! という思いが今野社長と今野梱包にはある。学校教育に使えるダンボールの活用にも積極的で、次世代に思いをつなげたいという思いがあるそうだ。

 この「ダンボルギーニ」は2015年12月23日から当分の間は宮城県女川町の駅前商店街の今野梱包のテナントで展示されている(わざわざ見に行く場合は要確認)。復興まではまだ道半ば。現地を盛り上げるためにもぜひ見にいってほしい!!

最新号

ベストカー最新号

【次期フェアレディZ誕生へ】日本車 2020年期待の星|ベストカー12月26日号

 ベストカーの最新刊が本日発売!  最新号では、伝統のある日本車のビックネームであるフェアレディZとパジェロの次期型情報をお届け。ベストカースクープ班が独占入手した情報を詳しく紹介する。   そのほか、日本車2020年期待の星、GR SPO…

カタログ