誰が買うのか気になる!? マイバッハなGクラスとは?

誰が買うのか気になる!? マイバッハなGクラスとは?

マイバッハはかつては独立した自動車メーカーだったが、現在ではメルセデスの最上級ブランドとして君臨している。現行のSクラスをベースにしたマイバッハはお馴染みだが、今度はGクラスにも設定するという。しかもエクステリアからしてかなりユニーク。Gクラスのマイバッハ、その詳細に迫る!!

文:ベストカー編集部/写真:メルセデス
ベストカー2017年4月10日号



オフロード界の最上級がこれだ


現・マイバッハは、メルセデス・ベンツのサブブランドとして、よりラグジュアリーなモデルを扱っている。これまでにもSクラスをベースに、4人が対面して座れる後席を持つ「メルセデス・マイバッハS600プルマン」や、S65カブリオレベースの「メルセデス・マイバッハS650カブリオレ」など、特徴あるモデルを発表してきた。

そもそもマイバッハはかつてはメルセデスとは異なるひとつのメーカーだった。メルセデスが株式を取得し傘下になるものの、2002年にメルセデスが独立したブランドとしてマイバッハを復活させるまでは、ほとんど休眠状態にあった。

しかしながら新生「マイバッハ」ブランドは、2002年に登場した「57」や「62」といったモデルでは成功できず、結局2012年にブランドを廃止。「Sクラスこそ至上」という経営判断からメルセデスから独立したことがあだとなった。その反省を踏まえ、2014年には「メルセデス・マイバッハ」としてベンツの最上級グレードとして生まれ変わることになったのだ。

そんな歴史を誇るマイバッハブランドに、新たに加わるのが、写真の「メルセデス・マイバッハG650Gランドレー」。ベースに選ばれたのは、軍用車両にルーツを持つ生粋のオフローダー、Gクラスだ。全長5345×全幅2110×全高2235㎜というボディで目立つのは、後席がオープンとされていることだ。

それこそが「ランドレー」という名の由来なのだが、1910〜1940年頃までの高級車には、このタイプのボディが多く作られていた。当然、内装は素材の選定から仕上げまでマイバッハの基準に則って仕上げられ、特に後席は専用のエアコンやインフォテインメントシステムを備え、後席乗員が快適に移動できるよう配慮されている。

エンジンは6LのV12ツインターボで639ps/102kgmのビッグパワーをたたき出す。


一見するとGクラスだがリアにかけての意匠に違和感を覚える


リアのソフトトップはもちろん開閉式。うーん、かっこいい!?


こちらはマイバッハ62S"ランドレー"。リムジン界では後部座席がソフトトップになるクルマがランドレーと呼ばれる。この時代はマイバッハブランドはメルセデスから独立していたものの、ベースはどう見てもSクラスだった

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どこに需要があるの!?


気になるのは、なぜGクラスをベースに、新たなマイバッハモデルを作ったか、ということだ。その理由についてモータージャーナリストの中村孝仁氏は次のように語る。

「いまベンツはマイバッハブランドを作り上げている最中で、ブランド定着のために、いろんなカテゴリーのクルマにマイバッハを設定したいと考えているんじゃないかな。それでセダン、オープンの次を探した時にSUVが浮上して、ベンツ製SUVの最高峰として広く認知されているGクラスが選ばれた。でもふつうに出してもダメだから、ランドレーというボディ形状を選択したんじゃないか」

世に多く存在するラグジュアリーSUVの究極になろうという狙いはないのだろうか。

「それはない。Gクラスはベントレー ベンテイガのようなアーバンSUVとは違って、本当に悪路を走れるクルマ。要はドバイの金持ちとかが砂漠に行く時に、最適なクルマを作ったってことだよ」と結論づけた。

というわけでマイバッハG650ランドレー、近所の砂漠に行くのが大好きな人にぜひオススメしたい。世界限定99台で、価格は6000万円超の予想だ。


リアシートとフロントシートの間にはパーテーションが設置される。ボタンひとつで擦りガラスに変化するから後席でなにをしようがドライバーにはわからない


Gクラスにこのシートは新鮮。レクサスLXの押し出し感がかわいく思えるほどだ

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