連日晴天が続いたゴールデンウィーク。全国各地で大賑わいでしたね。ホテルや旅館を確保するのにもひと苦労したお父様も多いのでは?
そんなあなたにオススメしたいのが車中泊。ホテルステイではできない体験も可能です。
今回は「流し撮り職人」こと池之平昌信カメラマンが、車中泊の魅力、そしてオススメの1台を紹介します。
文:池之平昌信/写真:日本流し撮り研究所(池之平昌信、テッチン、石川浩之)
車中泊歴30年、流し撮り職人とフジスピードウェイ
関東をはじめ、全国的にも好天に恵まれた大型連休。皆様楽しくお過ごしになりましたか?
ちなみに、自動車レース関係者やレースファンの多くのGWは、毎年フジスピードウェイに来ることになってます。
そう、約8万人の大観衆が集う、「富士500km」が開催されるから。かく言う筆者も、30年程前の「グループC」全盛の頃から、この歴史あるレースに度々通ってきました(遠い目)。
それはともかく、もろ行楽シーズンと重なるこのレースは、行き帰りにかなりの渋滞を覚悟せねばなりません。宿泊先の確保もかなり困難。
御殿場にアウトレットができてからは特に厳しいですね。バイクで往復、沼津のビジネスホテル、山中湖のペンション…と様々な方法を試みてきましたが、ここ数年は「仲間どうし駐車場で車中泊」というのが恒例になっているのです。
予選日の夕方、P15(西ゲート近く)という駐車場になんとなーく集合し、テーブルとイスを出し、簡易的な飲食。仲間うちで撮影情報やクルマやカメラのハナシで盛り上がります。
するとアッという間に21時頃に。歯を磨いて、各自のクルマで寝るというのがいつもパターン。P15はわりと奥というか、場内の隅っこにあるので、夕方以後は空いているのがいいところ。
近場の温泉や食事にクルマで外出したこともありますが、まあ、またほぼ同じ場所にとめることができます(コースサイドに近い駐車エリアだとギュウギュウ詰めの大混雑なのでそうはいかない)。
といったわけで、例年、車中泊の会を楽しんでいる筆者ですが、問題はどういったクルマで泊まるか、ということ。
そりゃあキャンピングカーがいいに決まってるけど、この時期にはレンタルだって高いだろうし、予約も困難。
結局マイカー(パジェロ・イオやフィアット・パンダ4x4)に工夫をして泊まるようにしてきました。ちょっとたいへんだけど、リアシートの座面を外すだけで助手席のリクライニング角度はグーンと増す。
腰などシートの窪み部分にバスタオルなどで詰め物をしておく。膝より下が持ち上がるようにバッグなどをフットスペースに置く。
こういった工夫で、ちょっと昔の「ビジネスクラス」並みのシート?になるんです!
あとは寝袋や毛布で防寒対策をしっかりして(重要)しまえば、ぐっすりと寝られるはず(個人差あり)。まあ、少なくともレース本番の撮影に支障が出たり、カゼをひいたり…、ということは今までありません。
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