行った、観た、泊まった!? 車中泊の魅力、伝授します

ディーラーで買える安心の車中泊仕様

 そんな筆者に今年は頼もしい相棒が現れました。ホンダの「フリード+」です。今年フルモデルチェンジした、ミニバンですね。

 勘違いしやすいかもしれませんが、三列シートの6人、7人乗りのモデルが「フリード」で、2列シートの5人乗りのモデルが「フリード+」です。

 「フリード+」は乗車定員が少ないぶん、車内後部に広大なラゲッジスペースがあるので、自転車愛好家や釣りが趣味という方々にも大人気らしい。

 そ、し、て、2列めのシートをたたんでしまえば、大人でも大の字なって寝られるフルフラットの居住スペースがとれるという。

 で、本当に快眠できるものなのか、体験してみました!

 結果からいうと、、大満足!! 普通のクルマで寝るのが「ビジネスクラス」だとしたら、これは「ファーストクラス」(個室)ですね。

 大の字なって寝られるありがたさ、寝返りも自由。そりゃあもう快適快眠、朝までぐっすりでした。いや、夜があけたことに気づかなかったほど。

 それもそのはず、ホンダアクセスのオプション品、「プライバシーシェード(3万8千円)」をキッチリとりつけたので、人目も全く気にならず、車内を真っ暗にすることが可能だったのです。

 さすが専用設計のメーカー純正品。窓の形などとピッタリ合う。着けたり外したりも吸盤やマジックテープを使って楽勝でした。

 また「ラゲッジマルチボード(4万円)」が、テーブルとして使えるので、スマホやノートPCなどを置くのにも超便利。

 そして、寝るスペースの下部にはカーゴスペースが充分あるのでカメラ機材や、大型三脚、脚立、折りたたみチェアなども余裕で収納可能。

 つまり3階建て?のスペースがあるような感じでしょうか。フラットに寝るスペースがとれるミニバンや大型SUVはあるけど、そのスペースを犠牲にしないでこれだけの荷物が積めるクルマはなかなかないんじゃないかなあ。

 これなら、カップルや小さい子といっしょの家族旅行も可能なのでは?と思わせるほどのクルマでございました。

 夏休みでも、お盆休みであっても、ホテルや旅館の予約に悩まず気軽に旅ができる「車中泊」はお勧めです。

 今回は仲間どうし数台でいっしょに泊まったわけですが、単独の場合、やはり高速道路のSAやPAが安心安全で便利。

 「足柄」や「諏訪」など入浴施設があるSAもけっこうあります。詳しくは私も愛用しているベストカー別冊『SA/PAガイド』を見てくださいねー!

※各ホンダアクセス製品の価格は税別です

筆者が寝てもかなり余裕の空間。ホンダアクセス製のキットは、目隠しやマットも車種専用設計になっているから、納車した時には完全な車中泊仕様になっている<br><br>
筆者が寝てもかなり余裕の空間。ホンダアクセス製のキットは、目隠しやマットも車種専用設計になっているから、納車した時には完全な車中泊仕様になっている

床(ベッド)下のカーゴスペース。大型の三脚でも余裕で入るほどの奥行きがある。実はカメラマンにとってはこのような荷物スぺースは貴重。三脚を抱いて寝るなんて嫌だものね!!<br><br>
床(ベッド)下のカーゴスペース。大型の三脚でも余裕で入るほどの奥行きがある。実はカメラマンにとってはこのような荷物スぺースは貴重。三脚を抱いて寝るなんて嫌だものね!!

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