燃費向上技術 10のトピック 〜飽くなき挑戦から生まれた技術の歴史〜


7.直噴エンジン「三菱 GDIが口火を切った省エネエンジン」

 かつてキャブレター式のクルマはキャブレターで作り出した混合気をシリンダーに送り込んで燃焼させていたが、直噴エンジンとはシリンダー内にノズルを設け、そこから直接ガソリンを噴射させ燃焼させるもの。

 実際に搭載されたのは、第二次大戦のメッサーシュミットで戦後は、そのシステムを流用してベンツ300SLにも搭載された。

 量産車としては1996年、三菱のGDIが世界初となり、世界中の技術者を驚かせた。今では各社直噴エンジンを持ち、多くのクルマのエンジンが直噴になっている。

86/BRZの水平対向エンジンも直噴。また、ダウンサイジングターボの普及に伴って直噴エンジンはポピュラーな存在になった

8.リーンバーンエンジン「燃費のあり方を見直した技術」

 リーンバーンとは燃費をよくするために、通常よりも少ないガソリンで燃焼させること。

 具体的には理論空燃比の14.7対1よりも薄い燃料でエンジンを動かす。車では1990年代、低負荷時に行うものが登場した。

トヨタは1990年代初頭、カローラ/スプリンター系にリーンバーンエンジンを採用。マツダのSKYACTIVも希薄燃焼化でさらなる燃焼効率アップを図ることが将来的な構想としてあげられている

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