【ヴィッツ車名変更へ】2019年に出るはずの注目5車の行方

■日産ジュークは本当に2019年中に新型になるか?

次期型ジュークの本誌予想CG。三菱RVRとプラットフォームを共通化する。新車発売時から「e-POWER」仕様が用意され、販売のメイングレードとなる予定

日産ジュークのデビューは2010年6月デビューで、すでに9年目に突入している。世界的なSUVブームを受け、数年前から「今年こそフルモデルチェンジ」と言われ続けており、今年も「初夏には」という情報が入っている。

しかしどうやら今年もジュークのフルモデルチェンジはなさそうだ。

というのも、次期型ジュークは日産と提携する三菱の次期型RVRとのプラットフォーム、基本コンポーネント、パーツ共用化作業との絡みもあるから。

次世代モデルは現行型の尖った個性のデザインから、一般受けするオーソドックスなSUVへ路線変更する。

ボディサイズは全長&全幅は現行モデルとほぼ同じだが、全高は50mm程度引き上げられる。最低地上高も高くなり、ラフロード色を強めたレイアウトを採用すべく開発中。

パワートレインは1.5L、NAガソリン、1.6Lターボの現行ラインアップに新開発の1.2Lのe-POWERを設定する。

ノートに搭載しているユニットと基本的に同じだが、走行性や燃費、静粛性で大幅な改良が施されている。FFは全ユニット、4WDはターボ&e-POWER車との組み合わせで設定される見込み。

ノート同様に70%の販売構成比でe-POWER車中心のラインアップとする。プロパイロットや安全パッケージの標準装備車も進化させて設定。月販5000台以上を売り、トヨタC-HRやホンダヴェゼルを抜いて、同クラスのトップセラーを目指す方針である。

■ダイハツタントは今秋登場!?

ダイハツタントの次期型予想CG。月販予定台数1万5000台以上と、国内販売台数トップを狙う車種となる

ダイハツタントは今秋10月にも9年ぶりにフルモデルチェンジすることが有力になっている。

現行モデルは最終の特別仕様車「VS」シリーズが発売になっており、これを設定するとほぼ1年後に世代交代することが恒例になっているからである。

次期型はプラットフォーム、パワートレイン、足回りなどを全面刷新して開発を進めているところ。

ホンダがN-BOXでエンジンを傾け、前方へ移動させるレイアウトで同クラス最大の居住空間を実現しているが、次期型タントも同じような方式を採用する。これによって使い勝手を大幅に向上させる。エンジンはNA660ccと同ターボを搭載する。

ダイハツはEV走行も可能なシリーズハイブリッドを開発中で、もし間に合えば新型タントに搭載モデルを設定する。1モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステムとなる。

安全対策ではパッケージの「スマートアシストIII」をさらに進化させた「IV」を標準装備する。自動ブレーキの利くスピードを引き上げるほか、検知機能の範囲を拡大するなどの改良が盛り込まれる。

これまで軽自動車トップセラーの座をホンダN-BOXに奪われていたが、世代交代によって奪還を目指す。月販1万5000台体制確立が当面の目標となる。

■スバルレガシイは今年デビューで間に合うのか

写真は現行型レガシィアウトバック。2018年9月に一部改良を実施している。現行型はアウトバックとB4のみ(ツーリングワゴンはレヴォーグに移行した)

スバルレガシイは、本来であれば今年10月あたりがフルモデルチェンジの時期だった。ところがさまざまな事情(そのうちのひとつは昨年秋の完成検査の不祥事発覚がある)があり、延期することになったようだ。

次期型の登場時期はまだ明確になっていないが、今秋の東京モーターショーかその直後のロサンゼルスショーで市販型に近いコンセプトカーを発表し、2020年4月頃の発売となる可能性が強い(ただし北米や欧州など海外向けは先行して発表する可能性も考えられる)。

開発モデルはこれまで通り4ドアセダンのB4とスポーツユーティリティワゴンのアウトバックの2本立て。スバルグローバルプラットフォームを採用し、ボディサイズは若干サイズアップし上級シフトする。

エクステリアデザインはキープコンセプトで直線と曲面を融合させたボディシェルで仕立てる。

パワートレインは水平対向4気筒ボクサー2.5L直噴のNAと新開発同2.5Lモーターアシスト方式のマイルドハイブリッドユニットを搭載する。引き続き全車4WD車とする。安全パッケージは最新のアイサイトを採用し、より高レベルの予防安全対策を強化する。

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