クルマは季節要因の影響を大きく受けやすい。冬場は何といっても気温の低下、降雪などの影響を受ける。
冬場のカーライフを安心、安全かつ快適に送るために、トランクやラゲッジに忍ばせておきたいカー用品を紹介していく。
いざいという時に備えた商品、緊急時に重宝する商品などを集めてみた。人によってはこんなの常識、という用品もあるかもしれないが、万人に浸透した常識になってほしい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカー編集部、AMAZON
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スプレー式チェーン
夏タイヤを履いている状態で突然の降雪に遭遇した場合は、下手に運転して事故や交通マヒの要因を作るくらいなら見通しのよい安全な場所にクルマを止めるのが一番いい。
しかしどうしても移動しなければいけないという状況もあるハズ。そんな時に重宝するのがスプレー式チェーンと呼ばれる商品だ。
夏タイヤに吹き付けるだけで雪道を走ることができるというが本当に大丈夫なのか?
スプレー式チェーンは樹脂を原料とする液体をタイヤに付着させ、タイヤ表面をざらつかせることで雪道でのグリップ力を得る、というのが原理だ。
メリットとしては手っ取り早い、スプレー缶なのでスペース的にかさばらない、それほど高くない(2000円前後で購入可能)というのが挙げられる。
いっぽうデメリットは走行すると剥離していくので長距離の走行には向いていない、タイヤが白く変色することがある、ボディなどに付着すると落とすのが大変などがある。
しかし、スプレー式チェーンはあくまでも緊急用であって、常時使用するアイテムではないことを認識しておかなければいけない。
商品によっては1回の吹き付けで70km程度走ることができる、ということをアピールしているものもあるが、路面の状態、速度などによって変わってくるので鵜呑みにすると痛い目に遭う。
繰り返すが、スプレー式チェーンは緊急用なのだ。
解氷スプレー
ウィンドウカバーをかけることでフロントウィンドウの凍結を大幅に防ぐことはできるが完ぺきとは言えない。
早朝にクルマで出かける場合、ウィンドウが凍っていてとしてお湯をウィンドウに直接かけて雪や氷を解かす、という荒業は確かに効果的だが、あまりにも温度差がありすぎるため、フロントウィンドウが割れるケースもゼロではない。
もし、お湯をかけるならお風呂のお湯よりも低いくらいにしよう。あと、お湯も沸かせない、という場合は、コンビニや自販機でホットドリンクを調達したほうがいい。
そんなウィンドウの凍結に効果的なのが解氷スプレーだ。出がけにシュッと吹き付けるだけで見る見るうちに凍ったウィンドウの氷が解けていく。
これまたいろいろなメーカーからいろいろなタイプの商品が発売されているが、お薦めはジェット噴射タイプ。スプレータイプに比べると噴射の勢いがあるぶん、解氷スピードが速い。難点はなくなるスピードが速いというくらい。
サイドウィンドウ、ミラー、リアウィンドウなどの解氷に絶大な効果を発揮するので、前述のフロントウィンドウカバーと一緒に使用するのがベストだ。
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