マフラーといえばフジツボ。それくらいクルマ好きには定番にして、信頼性抜群の藤壺技研工業のマフラーだが、なんとSNS上で女性が軽々と左右2本だしマフラーを空に掲げているではないか!!! いったいどういうことなの??? ということで直撃取材してみました。
文:ベストカーWeb編集部/写真:藤壺技研工業、SPJ-JS
【画像ギャラリー】マフラーを片手で軽々ってまじ!!? 老舗が挑むチタンマフラーの新製品を見て(5枚)画像ギャラリーなんと純正マイナス7kgの逸品
昨今は安全規制、そして環境規制もありクルマのカスタムもひと苦労というケースが多い。しかし合法の範囲でカスタマイズしたいな、そしてやっぱりクルマにはサウンドというエッセンスが欲しいという人も多いはずだ。
担当編集もスポーツカーを買えばマフラーを交換し(もちろん車検対応)、エギゾーストノートに酔いしれるなんて経験もたくさんしてきた。
今回はフジツボのSNSで女性が軽々と2本出しマフラーを空に掲げる写真を見つけたので、気になって直撃してみた。するとなんと2025年9月13日から富士スピードウェイで開催される「頭文字D 30th Anniversary 2days」、そしてそこに併催される“FUJI 86/BRZ STYLE 2025 with 頭文字D”にて一般公開するモデルとのこと。
それがGR86/BRZ用の「A-RM(フルチタン)」だ。もちろんチタン製。フジツボとチタンといえば黄金の方程式になるが、なんと重量は純正マフラー16.4kg(フジツボ測定値)から絞りに絞ってなんと約9kg。しかも左右2本出しなのがすごい。重量が増す近年の車両を考えればこの軽量化はとんでもなく大きい。
レースに挑むことは信頼性と高品質に直結する
今回の「A-RM(フルチタン)」だがかなり苦労した逸品のようだ。フジツボの開発陣に聞いてみた。
「発売中のステンレス製の”A-R”のメインパイプは直径65φだったんです。やはり市場からは70φにしてほしいとの声が多く、地上高の確保やクリアランスの調整が大変でした」。
聞いているだけで大変そうだが、涼しい顔でそれをやってのけるのも老舗の強み。しかも86用のマフラーは86/BRZの特性を知り尽くした職人を配置しているとのことで、開発期間は短く、そしてレースからのフィードバックを得て進化しているという。
「レースに挑む理由はもちろんあります。開発は当然のことながら、レースもやればやるほどノウハウが生まれてくるんです」。
モータースポーツはドライバーやメカニックにとって極限の戦いであるとともに、パーツにとっても究極を求められる。壊れてはならない、そして性能だって確保しなくてはならない。ましてやナンバー付き車両で競われる86/BRZレースではその要求はもっと高くなる。
車検対応は大前提で、レースにも耐えうる性能と信頼性。そんな製品を買えるというのは実は超絶ハッピーなんじゃないか!!?
ということで、GR86/BRZ用の「A-RM(フルチタン)」はもう間もなく開催の「FUJI 86/BRZ STYLE 2025 with 頭文字D」でお披露目になるぞ。ぜひ現場で見てほしい!!!! 10月1日受注開始、11月下旬デリバリーの予定だ。







コメント
コメントの使い方チタンは軽いですし、何より音がいいです。フルチタンでなければ出せない音を、毎日楽しめるのが一番。
私の使っているものも左右出しでセンター含め純正の半分の軽さ。ネックは、特に特注だと高価な事です。30万なら激安なレベル。
高価だからこそ、パワーアップさせる可能性があるなら、予めそれに対応できるものにしておかないといけません。