■番外編
◆まるで合体ロボ!? タブレットを使うという新提案のカーオーディオ
カロッツェリア FH-7600SC+SDA-700TAB(リンク先)
オープン価格(市場実勢価格:3万4000円前後(FH-7600SC)、3万4000円前後(SDA-700TAB)
今回紹介したカーオーディオや昨今人気のDA(ディスプレイオーディオ)とは異なる全く新しいコンセプトを持つ商品がFH-7600SCだ。
この商品は50w×4のアンプやDSP、チューナーを内蔵するクレイドル型の2DINユニットだが、実はこれ単体では利用範囲は極めて少ない。
この商品を生かすために同時に発売されたのが専用のAndroidタブレットである「SDA-700TAB」、この両方が「合体」することで初めて商品として成立する。
スマホでは画面サイズが小さいのでタブレットにナビアプリを入れて使うスタイルもそれなりに浸透しているのだが、これらの商品は元々車載専用には開発されていない。
ゆえにこれからの夏場などでは本体が高温になることで、保護のために液晶画面がオフになったり、最悪の場合、タブレット自体が壊れてしまうケースも考えられる。
しかしこのSDA-700TABは車載利用を前提に開発されており、温度変化が激しい車内環境下、具体的には-10度~+60度の間でも使うことができる。
考えとしてはタブレットにナビアプリや楽曲&映像データ等をインストールし、FH-7600SCと接続することで8型大画面のAVナビとしても使うことができる。
本体には通信機能を搭載していないので、スマホやモバイルルーターなどのテザリングが必要になるが、タブレット自体は単独使用ができるので例えば公衆Wi-Fiがある所ならば取り外して音楽や動画データを事前にダウンロードして車内で楽しむことができる。
またSDA-700TAB側には専用アプリである「Pioneer Smart Sync for Tablet」がプリイントール済み。これを使うことでオーディオの操作やきめ細やかな音質調整のほか、ディスプレイのイルミカラーのカスタマイズもできる。
この商品の最大の魅力は操作系と音響系を分けたことで将来、SDA-700TABよりハイスペックなタブレットが登場すれば(あくまでも希望)タブレットの交換だけで、AVシステムの価値や性能も向上するという点だ。価格もセットではやや高めだが、将来性を考えると魅力的なモデルだ。
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