では今ETC2.0はどうなるのか?
こればかりは筆者は政府でも監督官庁の人間でもないので偉そうなことは言えないのだが、現在載っているクルマにもETC2.0は装着されている(ナビ連動型)。前述したように渋滞回避などはほとんど体感したことがないが、逆に重要かつありがたいと感じているのが「安全運転・災害時支援」機能だ。
関東圏に住んでいるドライバーであれば多くの人が体験したことがある首都高速4号線上りの新宿→代々木の急カーブ箇所。ここは新宿出入口手前で85Rの右カーブ、そして連続して代々木出入口付近に88Rの左カーブが連続する。
いわゆる見通しの悪いコーナーだが、ここを高速走っていて、もし渋滞末尾などに遭遇したら追突事故に繋がる(実際多い)。ゆえにここにETC2.0車載器に連携する「ITSスポット機器」を設置(2箇所)することで事前に速度低下を促し、事故低減に繋げている。
実際、首都高の発表によれば、これによる事故発生件数は実証実験前に比べ約6割減少しているという。
またVICS-WIDEでも近い機能はあるが、地震などの災害発生による緊急の規制情報などの提供などはさらに強化していくべきだろう。
何よりも高速道路は「逃げ場が無い」。だからこそETC2.0を普及させるためには安心・安全をサポートする独自機能の実装が求められるのだ。
この他にも高速道路会社とは管轄の異なる一般道や施設などでの利用を考慮した「ETC-X」との連携なども今後は考えていかなければならない。
今やスマホのバーコードで簡単決済ができる時代、ETCもスピーディかつ誰もが簡単に使える有益なサービスが求められている。
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コメント
コメントの使い方実際のところETC2.0は必要か?
今になってみれば必要性なんてほぼ無いに等しい。この原因は頭が悪く(Google Mapとの力とスピードの差を分からなかった)税金と同類の金でやってる無責任さから10年も前に無用と明白になっているのに中止できない現実が有ったのでしょう。
一般のドライバーからしたら、普通のETC車載器に比べてわざわざ高い値段を払う価値を感じないんでしょう。
ETC2.0は無駄な情報が入ってくるのがウザい。
神奈川県内の圏央道から愛知県方面にナビをセットして走ってるのに、首都高何号が渋滞中とか通行止めとか東京方面の情報何か要らねえよって毎回思う。かえってドライバーを惑わせてるじゃんかって。
目的地をセットしてるんだから反対方面のいらない情報はカットしてほしい。
>中型は道路交通法の区分では車両総重量7500kg以上、11000kg未満(最大積載量は割愛
高速道路の料金体系をもう一回調べ直してから、記事書きな