■溢れる好奇心が生み出すサンドイッチは必食!/ライター・井島イチオシ店『Honey』@荻窪
具材の組み合わせに技を感じるサンドイッチ目当てのお客さんが多く、かくいう私もそのひとり。
一番人気の「世界一おいしい!?野菜たっぷりたまごサンド」は、ゆで卵や野菜がたっぷり挟まれているが、ハーブやアンチョビを合わせたマヨネーズの旨みが食欲を刺激してボリュームを感じさせない。その日に焼いたものを使っているという食パンもしっとりふわふわで、具材との一体感が最高なのだ。
チョコチップメロンパン 302円、カスタードクリームパン 302円、世界一おいしい!?野菜たっぷりたまごサンド 605円、カマンベール・ゴルゴンゾーラ・マスカルポーネのはちみつピザ 378円、クイニーアマン 324円
「モノづくりが好きで、自分なりのレシピを考えるのが楽しい!」とは、店主の津村さん。溢れる創作意欲がひしひし伝わってきて、前職はアパレル会社のデザイナーと聞き合点がいった。
趣味の焼菓子作りが高じて2005年にあんぱんと焼菓子の店でスタート。想像以上にあんぱんが好評でパン作りが楽しくなって種類が増え、津村さんが大好きだったサンドイッチも凝り始めたら止まらなくなったという。
グリルしたナスのコクが食欲をそそる「B.L.T.N」や海外で食べた味をアレンジしたバインミーもぜひお試しを!
[住所]東京都杉並区荻窪5-29-8 荻窪弐番館1階
[電話]03-5397-8611
[営業時間]9時~19時半
[休日]無休
[交通]JR中央線ほか荻窪駅南口bから徒歩1分
■パンへの真摯さが生み出す老舗の味に大注目!/ライター・藤沢イチオシ店『イトウベーカリー』@早稲田
学生時代、何度通っただろう。木のショーケースに所狭しと並ぶパンは何食べたって大正解。中でもお気に入りが「コロッケパン」。注文してからコロッケを挟んでくれるタイプだから衣がさっくさく、歯切れ良いパンの甘み、じゃがいものホクホク感、それらを引き立てるソースが絶妙なのだ!
味の風格からしてさぞ歴史があるのだろう、と思ったらオープンは2018年。赤坂の老舗『長野ベーカリー』に勤めていた店主が、閉店を機に独立を果たした。
パンは名物コロッケパンなど『長野ベーカリー』の味を引き継ぎつつ磨きをかけた。例えば、コロッケパンの生地は時間が経ってもしっとり感が保たれるように改良を重ね、ソースは全体のバランスを考え程よい酸味のものを合わせた。
試行錯誤の歴史はコロッケパンだけじゃない。「思い入れがないパンはない」と店主が言うほど。一番苦労したという「カレーパン」は、じゃがいもを練り込んだ生地の食感がなんとも軽やか。こちらも必食だ。
[住所]東京都新宿区西早稲田1-10-7
[電話]03-6265-9018
[営業時間]7時〜18時 ※土:〜17時、日:8時〜17時 ※売り切れ次第終了
[休日]月・不定
[交通]地下鉄東西線早稲田駅から徒歩9分
『おとなの週末』/2024年6月号より
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
コメント
コメントの使い方