中止となったジュネーブショーで世界初公開予定だった「幻の5台」を一挙公開!

中止となったジュネーブショーで世界初公開予定だった「幻の5台」を一挙公開!

 新型コロナウイルスの感染拡大により、世界のモーターショーの開催中止が相次いでいる。

 2020年3月5日~15日(一般公開日)に開催を予定していたジュネーブショー(スイス)もその1つ。なんと開催3日前に中止が決まったというから驚きだ。

 そこで、幻となったジュネーブショーに、世界で初めて公開する予定だった5車種をここで改めて紹介しよう。

 なお4月に開催が予定されていたニューショーショーは8月28日〜9月6日に変更された。

 また2020年から1月開催から6月開催に変更されたデトロイトショーは、会場となる展示場を新型コロナウイルス感染に伴う仮設病院として使用する計画があり、開催を断念した。

文/ベストカー編集部
写真/VW アウディ メルセデスベンツ FCA ルノー
初出/ベストカー2020年4月26日号

【画像ギャラリー】ジュネーブショーで世界初公開となるはずだった注目車5台の詳細写真


VWゴルフGTI

ハイブリッド搭載が予想されたが245psの2Lターボに!

8代目ゴルフGTI

 当初はハイブリッド化の計画もあったが、従来のガソリンエンジンを搭載することになった8代目ゴルフGTI。

 搭載される2L直4ターボユニット(EA888型evo4)は245ps/370Nm。7代目ゴルフGTIより出力で+15ps、トルクで+20Nmアップしている。組み合わされるトランスミッションは6MTまたは7速DSG。

 ちなみに8代目ゴルフの標準仕様が積む1.5L、直4ガソリンターボの高出力モデルが150ps/250Nm、最上級の2L、直4ディーゼルターボモデルが150ps/360Nm。

 インテリアは電動のチェック柄シートは踏襲されるが、10.25インチのデジタルコクピットと10インチのナビゲーションシステムタッチコントロールなど、デジタル化されたインフォテイメントが装備され、最先端のコクピットとなっている。

 気になる日本導入時期は、標準仕様のゴルフ8が2020年後半の日本導入が予想されるため、ゴルフGTIはそれから半年遅れで日本導入になるのではないだろうか。

アウディA3スポーツバック

マトリクスLEDヘッドライトが自慢!

兄弟車のゴルフと比べるとアグレッシブなデザインの新型アウディA3スポーツバック

 2020年3月3日に発表され、5月から欧州でデリバリーが始まる新型A3スポーツバック。外観は迫力をグッと増したスタイルだ。

 ボディサイズは全長が4.34m、全幅が1.82mと、従来型からそれぞれ約3cm拡大。1.43mの全高と2.64mのホイールベースは変わらない。ラゲッジルームの容量は380Lで、分割可倒式リアシートのアレンジで最大1200Lに拡大。

 パワートレインは全3種類で、最高出力150psの1.5Lガソリンターボエンジンの1.5 TFSIと、116ps仕様と150ps仕様の2種類の2Lディーゼルターボエンジン2.0 TDIを用意。

 トランスミッションは6段MTもしくはデュアルクラッチ式ATの7段Sトロニックで、駆動方式はFFのみとなっている。

 これらのパワートレインや駆動システムに加え、排気量の異なるエンジンやマイルドハイブリッドシステム、クワトロ(フルタイム4WD)などについても順次ラインナップしていくとしている。

 インテリアは、上級モデルにも搭載される10.1インチタッチディスプレイを標準で採用するほか、オプションでナビゲーションマップの拡大表示といった機能が追加されたデジタルメーターパネル、アウディ バーチャルコックピットやヘッドアップディスプレイも用意している。

 日本導入予想時期は早ければ2021年春頃になるだろう。

ボディサイズは全長4340×全幅1820×全高1430mm、ホイールベースは2640mmmと、現行モデルより全長と全幅が約30mm拡大
ボディサイズは全長4340×全幅1820×全高1430mm、ホイールベースは2640mmmと、現行モデルより全長と全幅が約30mm拡大

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