土屋圭市がS耐で現役復帰!! ターボのタイプRに本田宗一郎イズムはあるのか!?

やっぱり高回転NAが恋しい!? ドリキンが明かした胸の内とは?

 この会見でおもしろいやりとりがあった。ある媒体の記者が「今夏シビックが日本に上陸しますが、皆さんにとってシビックとはどのようなクルマですか?」と聞いた。そこでドリキンこと土屋圭市選手が本音をポロっとこぼした。

 「うーん、青山(ホンダ本社)の人が見てるから言いにくいなぁ(苦笑)。シビックは前の型までが本田宗一郎の魂が入ったシビックだと思う。それだけはいっておきます。それだけ!! というか、そんな質問を俺に聞くなっ(笑)!!」

 純粋にクルマを楽しんで、気持ちのいいクルマ、意のままに操れるクルマが好きなドリキン。

 だからこそ、FD2までのシビックこそ最後のシビックだと断言した。ニュルブルクリンク最速を狙った現行シビックタイプRは、日本のサーキットではアンダーステアばかりで、ドリキンの琴線に触れないのかもしれない。

 クルマが好き、その思いから出た発言だろう。またいつか胸をすくようなエンジン、そしてレーシングカーに乗っていると錯覚するかのような気持ちのいい足回り、そんなホンダスポーツに出会える日がくることを待っているようだった。

 ちなみに新型のシビックはセダンとハッチバック、そしてタイプRは7月末頃に日本でデビューする。

 肝心のレース結果は一時はトップを快走していた97号車(土屋・道上・幸内)だったが、タイヤトラブルなどで4位でフィニッシュ。

 優勝はシビックの98号車(黒澤琢弥・加藤寛規・石川京侍)。ランキングトップになり、97号車も含めてシリーズチャンピオンの可能性も高い。

 インディ500での優勝など明るいニュースが溢れるホンダだが、スーパー耐久でもシリーズチャンピオンを充分狙えるだけに今後も期待しよう!!

97号車は残念ながら表彰台こそ逃したが、その走りは力強い。最後まで何が起こるかわからないというのは耐久レースの醍醐味だ
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