街で見かけたら幸せな気分になれる!? 世にも奇妙な「珍オープンカー」

ルノーカングーBE-BOP 2010年

2代目カングーの全長を短縮して3ドア化し、ルーフ後方が前へ移動しながら開くグラスルーフを装備
2代目カングーの全長を短縮して3ドア化し、ルーフ後方が前へ移動しながら開くグラスルーフを装備

 カングーBE-POPは、2007年の東京モーターショーで展示されたカングーのコンセプトカー、カングー コンパクトコンセプトをベースに、カングーとは異なるテイストが与えられたモデル。

 ボディサイズは全長3870×全幅1830×全高1840mm、ホイールベースは2310mmと、カングーと比べて345mmも全長を切り詰めるとともに、ホイールベースも390mm短くなった。

 これにより広大なスペースを持っていたカーゴスペースが縮小されたほか、スライド式の後席ドアもなくなった。

 BE-POP最大の特徴は、フロント、センター、リアの3パートにグラスエリアが設けられたことで、開放感が一層高まった。

 さらに、ルーフの約1/3を占め、前方にスライドできるリアグラスルーフを採用し、その個性を一層強調する仕様とした。

 リアグラスルーフはオープン状態で走行することも可能なので、オープンカーのような開放感が味わえる。

電動で開閉できる「スライディングリアグラスルーフ」を採用。ルーフの後ろ約3分の1が前方にスライドし、後席の頭上空間がオープンになる
電動で開閉できる「スライディングリアグラスルーフ」を採用。ルーフの後ろ約3分の1が前方にスライドし、後席の頭上空間がオープンになる

レンジローバーイヴォークコンバーチブル 2016年

レンジローバーイヴォークにオープンというラグジュアリーさに圧倒される
レンジローバーイヴォークにオープンというラグジュアリーさに圧倒される

 イヴォーク コンバーチブルは、ランドローバーのコンパクトSUV「レンジローバー イヴォーク」をベースとしたオープントップモデルである。

 ルーフには電動で開閉するZ型格納式ソフトトップ(防音仕様)を採用しており、センターコンソールのスイッチを操作することで、21秒でルーフを展開、18秒で格納することができる。

 また車速が48km/hまでであれば、走行中でもルーフの開閉が可能となっている。

 室内空間を犠牲にすることなく折りたたんだルーフを収納するためのスペースを設けるため、フロントドア後部の車体やテールパイプ、スポイラーが新たに設計された。

4名が乗車できるキャビンスペースと、ルーフの開閉を問わず251Lの容量が確保されたラゲッジルームを持つ
4名が乗車できるキャビンスペースと、ルーフの開閉を問わず251Lの容量が確保されたラゲッジルームを持つ

■まだまだある珍なオープンカー

ダイハツフェローバギー 1970年

VWのデューンバギーのようなフェローバギー
VWのデューンバギーのようなフェローバギー

 知る人ぞ知るダイハツフェローバギー(正式名称はフェローバギィ)。1970年に限定100台で販売された。

 軽商用車であるフェローピックアップ用のエンジン、シャーシー、ドライブトレインを流用。外板を外してその上に軽量なバスタブ型FRPを換装している。

 ボディのほぼ真ん中に2名分の座席を設置、その後ろに150kgの荷物スペースを確保することで、軽トラック(軽商用車)登録とした。

 エンジンもフェローピックアップと同じ360cc、26ps/5,500rpm, 最大トルク3.5kgm/4,500rpmの2サイクル仕様。最高速度は時速95km。

 屋根にはビニール・キャンバスが張られている。メーター回りはフェローピックアップからそのまま持ってきた大型スピードメーターが、ハンドルの左、フロントパネルの真ん中に配置されている。ハンドルの正面にはライト、ワイパースイッチが並んでいる。

バモスホンダ 1970年

ミニモークとともにゴルフ場にあるカートみたいなホンダバモス
ミニモークとともにゴルフ場にあるカートみたいなホンダバモス

 こちらはバモスホンダ。デビューは1970年。サイドドアはなく転落防止のガードパイプのみという大胆な設計で、2人乗りと4人乗りが、さらに4人乗りのホロ仕様がラインナップされていた。

 エンジンは、ベースになったTNトラックと同じ空冷4ストローク直列2気筒の360cc。30psの最高出力を8000rpmで発生する高回転型エンジンを搭載している。

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