フォルクスワーゲングループジャパン株式会社(以下VW)は2020年7月15日、新型車となる「T-Roc(ティーロック)」を発表、同日より発売開始すると発表した。
T-Rocは、「Tiguan(ティグアン)」の弟分、そして「T-Cross(ティークロス)」の兄貴分にあたるボディサイズで、すでに欧州地域では人気が高まっているコンパクトSUVだ。今回、クリーンディーゼルエンジン「TDI」を搭載したT-Rocが日本導入となった。
ドイツから上陸した、最強の刺客「T-Roc」は、日本市場を席捲するだろうか? 明らかになった、新型コンパクトSUV「T-Roc」の全貌を見ていこう。
文:吉川賢一/写真:Volkswagen
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SUVラインアップの完成で、VWの勢いはさらに加速する
VWによると、日本市場での需要は、販売全体の約75%をコンパクトSUVが占めているという。既に日本へ導入されていたTiguanは、様々な路面に対応した走りをこなすマルチSUVであり、今年2020年1月に日本導入されたT-Crossは、日常生活の実用性を重視したコンパクトサイズで、日本の道路事情に最も適した実用車だ。
そして、今回登場した「T-Roc」は、普段使いはもちろん、長距離ドライブなどのあらゆるニーズに対応するオールマイティなSUVとして開発されている。
キャッチコピーは「All My T-Roc(オールマイティーロック)」というだけあり、デザインから走りまで、このクルマには魅力が多く詰まっている。Tiguan、T-Cross、そしてこのT-Rocが加わることで、VWのコンパクトSUVラインアップが完成した、という。
デザイン、サイズ、使い勝手、走り、すべてのバランスが取れている
T-Rocは、スタイリッシュなエクステリアデザイン&多彩なカラーバリエーション、全長4240mmとしたコンパクトなボディサイズ、MQBによる短いホイールベースとは思えない広い室内と最小回転半径5.0mの使い勝手の良さ、VWならではの走りの良さ、この4点が訴求ポイントだ。
中でも走りに関して、パワートレインを2.0リッターのTDIエンジン一本とした。兄貴分Tiguanにおける、TDIへの高い評判を元に、決定したそう。
最大出力110kW(150PS)、最大トルク340Nmの高いパフォーマンスを誇り、1430kgのT-Rocを軽々と加速させる。WLTCモード燃費も18.6km/Lと、同カテゴリでもトップクラスの低燃費を誇る。通勤だけでなく週末の遠出やドライブに最適なモデルだ。
また、VWが誇る先進安全装備は標準搭載となる。全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロールやレーンアシスト機能も、もちろん付く。
さらに嬉しいことに、ナビやオーディオ、コネクティッド機能を有したVW純正のインフォテイメントシステム「ディスカバープロ」や、画面全体に地図表示ができるデジタルメータークラスター「アクティブインフォディスプレイ」も標準装備となる。
こうした先進の安全快適装備を、多数採用したことで、使い勝手や実用性が高いことも、このT-Roc魅力だ。
T-Rocのグレードは 4 種類、全国希望小売価格(税込)は384万9000から453万9000円となる。装備が充実した分、国産のヴェゼルやC-HRと比べると価格は高いが、国産車では味わえないデザイン性のコンパクトSUVだけに、このT-Rocを手に入れれば、注目されることは間違いない。
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