キャデラックエスカレード
■ボディサイズ:5195×2065×1910(全長×全幅×全高mm)
■ホイールベース:2950mm
■エンジン:6.2リットルV型8気筒OHV(426ps/63.5Nm)
■トランスミッション:8速AT
■駆動方式:4WD
■3列シート7人乗り、左ハンドル
■価格:1377万円~
キャデラックが誇るフルサイズSUVがこのエスカレードだ。現行モデルは2015年に登場した4代目となる。
2017年のマイナーチェンジで、6速ATから8速ATへと更新、他にも4WDへのローモード追加や、縦列並列の両方に対応するオートマチックパーキングアシストも搭載した。全幅2メートルを超え、大迫力のフロントフェイスは、いかにもアメ車の雰囲気が漂う。
エスカレードの魅力の一つが、キャデラックの独自の「マグネティックライドコントロール」だ。電流に反応する磁性反応流体をアブソーバー内部のオイルに使用しており、センサーが路面状況を1秒間に最大1000回読み取り、ダンパーの減衰力を連続可変させて制御する。22インチタイヤという強烈なサイズだが、とてもそうとは思えない、優しい乗り心地だ。
ブラックのエスカレードをみると、SPが周りを取り巻き、クルマの中から政府要人が現れる、海外ドラマのワンシーンが頭をよぎるのは、テレビの見過ぎだろうか。
ランドローバー レンジローバー
■ボディサイズ:5005×1985×1865(全長×全幅×全高mm)
■ホイールベース:2920mm
■エンジン:3.0リットルV型6気筒ディーゼル(258ps/600Nm)
■トランスミッション:8速AT
■JC08モード燃費:12.4km/L
■駆動方式:4WD
■2列シート5人乗り
■価格:1493万円~
英国のプレミアムメーカーのひとつである、ランドローバー。その最上級SUVが「レンジローバー」だ。現行モデルは2013年にデビューをした4代目であるが、アップデートが頻繁に行われており、車種のバリエーションが多いのが特徴だ。
3リッターV6ディーゼル(258ps)、5.0リッターV8スーパーチャージドガソリンエンジン(525ps)、それを565psまで向上させたハイパワー版、そして2リッター直列4気筒ターボエンジンとモーターのPHEV(404ps)の3種類からエンジンを選び、スタンダードのホイールベースか、200ミリほど伸ばしたロングホイールベース仕様かを選べる。
エクステリアはシンプルだが、ひときわ贅沢で快適なインテリアをもつ。また、停車時に自動で車高が50ミリ下がる「オートマチックアクセスハイト」が標準装備されている。オフロード走行時には、最大80ミリほど車高を上げて走行することも可能だ。
ちなみに、最上級のロングホイールベースを選ぶと、お値段は3000万円を超える。これほどの高級SUVを、砂漠やオフロードでグイグイと走らせる富裕層がいることには、驚きしかない。
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