【追悼・渡哲也さん】“元祖カースタント” 西部警察を彩った日産の名車たち

【5】RS軍団/6代目スカイラインRSターボ&RS

劇中RS-3のベース車となった6代目 R30型スカイラインRS
劇中RS-3のベース車となった6代目 R30型スカイラインRS

 パート3の16話でスカイラインRSは、6代目スカイライン前期のターボ車(グリル付きでインタークーラーなし)2台が加わり、3台体制のRS軍団となった。

 ターボ2台は、「RS1」と「RS2」と命名され、RS1は攻撃&戦闘指揮車という役割を持ち、ルーフの機関砲が目立つほか、パワーアップなどにより265km/hの最高速を実現。

 アフターバーナーと呼ばれるマフラーから火を噴きながら加速する急加速装置による高い瞬発力も備えていた。

 RS2は、情報収集車という役割で、多くの特殊無線を搭載していたことに加え、サンルーフも装備しており、サンルーフは走行中を含めた発砲などにも活用された。

 マシンRSは、このときに情報分析車という役割のRS3にNAエンジンのままリニューアルされた。

【6】捜査用覆面パトカー/3~5代目セドリック(通称黒パト)

西部警察を彩ったセドリック(写真は330型の4ドアセダン 2000SGL-E)
西部警察を彩ったセドリック(写真は330型の4ドアセダン 2000SGL-E)

 マシンX以降のスーパーマシン登場後も3代目から5代目を中心としたセドリックの黒パトも、西部警察には欠かせない存在だ(パート3最終回直前からは6代目だったこともあった)。

 白黒パトカーも含めカーチェイスで破壊されることが日常茶飯事だったセドリックだが、破壊されるセドリックはタクシーか教習車上がりで、大まかには「3代目と4代目か、ライトの丸いセドリックは破壊用」という法則だったようだ。

 そのためカーチェイスの最中でセドリックが破壊用のものに変わると、「これはそろそろだな」と察知する視聴者は珍しくなかった。

◆  ◆  ◆

 西部警察は、クルマ好きや日産ファンの育成に多大な貢献を残したドラマだった。

 それだけに日産車に乗って数々のアクションを見せてくれた渡さんを偲びながら、ぜひ日産の協力も含め、良好なコンディションで多くが現存しているというスーパーマシンたちが集結したイベントの開催などを熱望するファンはきっと数多いに違いない。

【画像ギャラリー】西部警察を彩ったクルマたちのベースとなった日産車をみる

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