「俺たちのホンダ」の原点がここにある 目移り必至のホンダ“殿堂入り”名車20選

■第7位 初代オデッセイ(1994年)

第7位 初代オデッセイ(1994年)

 全高1645mmでワゴン車の背を高くしたようなフォルムで、後席ドアはヒンジ式。3列シートの7人乗りというパッケージは、当時としては画期的だった。

■第8位 初代フィット(2001年)

第8位 初代フィット(2001年)

 ガソリンタンクをフロアセンターに配置し後席下までフラットで低い床を実現。後席座面をプルアップさせることで、広く高い荷室スペースが出現。

■第9位 N360(1967年)

第9位 N360(1967年)

 1967年3月デビュー。空冷2気筒SOHCエンジンは354ccで31ps/3.0kgmを発揮。軽自動車の小さな車体に広い室内を実現し、ヒット車となった。

■第10位 初代NSXタイプR(1992年)

第10位 初代NSXタイプR(1992年)

 エンジンは手作業のメカチューンで切れ味バツグン! ガチっと固めたシャシーでサーキットで無敵の速さを発揮した。

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■S2000だけは作り続けてほしかった(松田秀士が選んだ10台)

 1位S2000。このモデルだけは作り続けてほしかった。9000rpmまで引っ張りサーキットを走る快感は永遠。2位のNSX-Rはボンネットから上方排気のエアアウトレット。もうグループCカーのような空力コンセプトの塊で鷹栖(北海道)試乗会では路面に吸い付くフィーリングが印象的だった。

 3位インテタイプRの初代は前後Wウィッシュボーン式サス。開発陣が何のためにこのモデルを作ったかはスペック見りゃすぐわかる。5位シビックRSは今でいう和製ホットハッチのルーツ。ストラットの4輪独立懸架のサスでコーナーもバツグンだった。

 7位アコードは超高張力鋼板を使用せず衝突安全性がトップレベル。10位プレリュードの4WSには感動した。リアステアが具現するハンドリングに感動したものだ。

1位…S2000
2位…NSX-R
3位…初代インテR
4位…初代インサイト
5位…初代シビックRS
6位…現行型シビックタイプR
7位…現行型アコード
8位…S800
9位…クラリティFCV
10位…3代目プレリュード

■初代シビックはホンダをメジャーに押し上げた傑作(片岡英明が選んだ10台)

 初代シビックはFF2BOXの先駆けで、ホンダをメジャーに押し上げた傑作だ。難関といわれた排ガス規制を副燃焼室付きのCVCCエンジンでクリアし、技術力の高さを見せつけた。センタータンクレイアウトのフィットはパッケージングの革命児だ。コンパクトカーとは思えない広いキャビンを生み出した。ミニバンブームの火付け役となった初代オデッセイも語り継がれるホンダの名作だ。

 スポーツモデルでは量産初のオールアルミボディを採用し、スーパースポーツの世界を変えた初代NSX。ハイブリッド車の初代インサイトもエンジニアの志の高さを感じさせる名作である。これは燃料電池車のクラリティにも言えることだ。また、DOHC-VTEC搭載のFFスポーツクーペ、CR-Xも傑作。

1位…初代シビック
2位…初代フィット
3位…初代NSX
4位…初代インサイト
5位…初代オデッセイ
6位…クラリティFCV
7位…2代目CR-X
8位…Sシリーズ
9位…初代N-BOX
10位…ビート

■ホンダの未来を切り拓いた初代シビックとN360(国沢光宏が選んだ10台)

 初代シビックとN360の2車種は誰だって外せない。シビックなければアメリカ市場の成功などありえなかったし、N360も日本の軽四輪市場を切り開いた! なんたって売れまくりましたから。

 この2車種に比べたらそのほかのモデルは同じくらいの存在感です。人によっても異なるかもしれない。例えば私の好みでバモスなんか入れてみたい。仮にホンダの殿堂など本当に作ったとしたら、素晴らしい「箸休め」になると思う。「ホンダってこんなクルマ作っていたのね!」ですよ。Sシリーズは希少性や歴史から360や500というチョイスもあるだろうが、私は最も売れた800をプッシュしたい。性能的にも高く評価できる。ホンキで場外狙ったNSXは当時のホンダにとっちゃ凄いチャレンジでした。

1位…初代シビック
2位…N360
3位…NSX
4位…初代インテR
5位…初代オデッセイ
6位…ステップバン
7位…シティターボII
8位…バモス
9位…S800
10位…初代ステップワゴン

次ページは : ■30年もの昔に初代NSXをだせたホンダに脱帽(岡本幸一郎が選んだ10台)

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