■マツダビアンテ(2017年末終了)
初代誕生は2008年。ボンゴフレンディ以来のマツダ製ボックス型ミニバンとして登場し、なにより元祖「キリッとした吊り目デザイン」が当時はまだ珍しく、マツダらしいしっかりとした走行性能もあり人気を博した。
とはいえ2Lクラスのボックス型ミニバン市場全体が縮小し、トヨタノア三兄弟、日産セレナ、ホンダステップワゴンの三巨頭以外は苦戦するようになったこともあり、マツダ自体がボックス型ミニバン市場から撤退することに。
■マツダプレマシー(2017年末終了)
乗用車型ミニバンで初代登場は1999年。現行型は3代目で2011年からは日産へOEM供給してラフェスタハイウェイスターとして販売した(プレマシー生産終了によりラフェスタハイウェイスターも終了)。
比較的早くからアイドリングストップ機構やSKYACTIV系の技術が導入されたが、魂動デザインと合わないことや市場全体の縮小により次期型開発断念。生産終了へ。
■トヨタFJクルーザー(2018年1月末終了予定)
現行型が2006年に北米専用車として登場以来、「日本でも売ってほしい」という多くの要望を背景にして2010年12月に販売開始。
その直後こそ評判は上々だったものの、次第に話題になることも少なく「生産終了間近」と何度も報じられることに。
今回も狼少年状態で「またか」という話かと思ったが、本当でした。正式アナウンスがあり2018年1月に終了。現在特別仕様車「ファイナルエディション」を販売中です。
■エクシーガクロスオーバー7 (2018年3月終了予定)
本企画執筆のために取材していたら判明した絶版車種。販売店での注文締め切りは12月18日で、3月までに順次納車していくとのこと。
現時点(10月2日時点で確認)ではまだ公式サイトに載っているが、近いうちに取り下げられるようだ。史上初の(そしておそらく最後の)水平対向エンジン搭載のクロスオーバーSUV風ミニバンがついに鬼籍に入る。寂しいので追悼企画を計画中です。
■けっこう大事な「こぼれ話」
本企画を取材中に、発覚しましたので、お伝えしておきます。この秋、某大手新聞に「三菱i-MiEV、2018年内に生産終了」という記事が掲載されましたが(かなりざわついた)、三菱自動車広報部いわく「事実無根」だそうです。
年次切り替えのタイミングではあるものの、2018年仕様も用意されており(切り替えタイミングはまだ未定とのこと)、日本最初の量産軽EVであるi-MiEVは無事生産・販売を続けるとのこと。よかったよかった。
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