トヨタ アーバンクルーザー&日産 マグナイトがカッコいい!!

ライズ、ヤリスクロス、キックスと比べて戦闘力は高いのか?

 ここでマグナイトとアーバンクルーザーを国産車のライバルであるキックス、ヤリスクロス、ライズの3台と比較しながら、魅力と弱点を見ていこう。

アーバンクルーザーは全長4m弱、全幅1.79mと、ライズと全長は同じで全幅は95mm広い。マグナイトは生産地はインドで、まずインドで2020年度内に投入することを明らかにしている
アーバンクルーザーは全長4m弱、全幅1.79mと、ライズと全長は同じで全幅は95mm広い。マグナイトは生産地はインドで、まずインドで2020年度内に投入することを明らかにしている


■キックスの武器はe-POWERのパフォーマンス!

精悍なダブルVモーショングリルを採用した日産の新型SUV「キックス」
精悍なダブルVモーショングリルを採用した日産の新型SUV「キックス」

 日産キックスの強力な武器は、1.2L、3気筒ガソリンエンジンを発電機としたモーター駆動のe-POWERよる、圧倒的な走行パフォーマンスだ。

 最高出力129ps、最大トルク26.5kgmと、ノートe-POWER(109ps、25.9kgm)に対して、+20ps/+0.6kgmほどパワーアップしている。
 
 e-POWERによる低速域からのパワフルさは実に頼もしく、キックスは車重が1350kgと、ノート(1220kg)よりも130kgほど重量は増えてはいるが、モーター回転数500rpmから3008rpmで発生する26.5kgfmの最大トルクによって、電動車ならではの「胸のすくような加速」を味わうことができる。

 ただし、車両価格を抑えたガソリン仕様がない点と、走行安定性が飛躍的に高まる4WDの設定がないという点が、キックスの弱みだ。


■ヤリスクロスの魅力は、ハンドリング性能とコスパの良さ!

2020年8月31日に発売されたヤリスクロス。2020年9月の販売台数は6900台。その内、NAエンジンが2200台、ハイブリッドが4500台。新車販売台数では実はヤリスのなかに組み込まれており(ヤリス+ヤリスクロス)、ヤリス全体では2万20667台で、ヤリスが1万4600台、ヤリスクロスが6900台
2020年8月31日に発売されたヤリスクロス。2020年9月の販売台数は6900台。その内、NAエンジンが2200台、ハイブリッドが4500台。新車販売台数では実はヤリスのなかに組み込まれており(ヤリス+ヤリスクロス)、ヤリス全体では2万20667台で、ヤリスが1万4600台、ヤリスクロスが6900台

 2020年8月31日に登場したばかりのヤリスクロスの魅力は、使い勝手の良いサイズ感と、卓越したハンドリングだ。トレッドを50mm広げた欧州版ヤリスをベースに開発されており、走りの素性の良さが際立っている。
 
 好き嫌いの分かれやすい欧州車チックなフロントフェイスが特徴的で、ライズやRAV4のような分かりやすいカッコよさとは違う、渋さを持つコンパクトSUVだ。

 1.5LのNAガソリンと1.5Lハイブリッドが用意されている。また、それぞれにFFと4WDがあるなど、キックスのバリエーションを上回っている。また価格もFFのガソリンモデルが179万円からと、エントリー価格は相当安い。


■ライズは「良品廉価」で使いやすいサイズ感が魅力!

6月1万2813台(1位)、7月1万2283台(1位)、8月9391台(2位)、9月1万3077台(3位)と販売絶好調のライズ
6月1万2813台(1位)、7月1万2283台(1位)、8月9391台(2位)、9月1万3077台(3位)と販売絶好調のライズ

 「5ナンバーサイズ」 「ややワイルドなSUVスタイル」 「税込167万9000円から」。もうこれだけで、売れる理由が揃っている。
 
 ライズの角ばったグリルやヘッドライトのデザイン、大げさなほどに張り出したフェンダー、大きなタイヤなどは、登場当時、とても新鮮にみえた。

 RAV4ほどには大きさは必要ないが、ワイルドなエクステリアは欲しい。そうした要望に、見事には待ったのがライズなのだ。

 1Lガソリンターボエンジンは、想像以上にパワフルで、高速道路上での巡航走行もそこそこ得意とする。

 走行安定性や振動の大きさは、もうちょっとしっかりした感じがほしいが、取り回しがしやすいサイズで、気兼ねなくガシガシと使うこともでき、日本人にはぴったりなSUVだ。

次ページは : まとめ:売れる可能性は大いにある!

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