メルセデスAMGが日本人のお金持ちに愛される理由とは

日本市場でのメルセデスAMGのラインナップと注目モデル

 AクラスのAMGモデルが注目されているが、最近ではBクラス(とGLB)が加わり、定番といえるCクラスやEクラスのAMGとともに、GL系のSUVラインナップも拡充している。

 AMGのラインナップはパワーを示すナンバーだけでも、以下のように35、43、Cクラスベースモデルに残された45(S)、上級モデルの53、63があり、日本仕様のパワースペックは8種類が存在する。


■メルセデスAMG主要モデルのパワースペック
・35(2L、直4ターボ、306ps/400Nm)
・43(3L、V6ツインターボ、390ps/520Nm
・GT4ドア43(3L、直6ターボ、367ps/500Nm)
・45S(2L、直4ターボ、421ps/500Nm)
・53(3L、直6ターボ、435ps/520Nm)
・63(4L、V8ツインターボ、585ps/850Nm)
・63S(4L、V8ツインターボ、612ps/900Nm)
・63S GT4ドア(4L、V8ツインターボ、639ps/900Nm)
※AMG GT(2ドア)(4L、V8ツインターボ、標準仕様:530ps/670Nm、GTC:557ps/680Nm、GTR:585ps/700Nm)

 各モデルには上記のエンジンに、標準モデルのラインナップに則って、セダン、クーペ、カブリオレなどのバリエーションを用意している。

 なお、AMGモデルの駆動系の基本仕様となる4WDの「4マチック」の呼称は省略したが、SLなどでは後輪駆動となる。


■AMGの主なラインナップ
・A35、A45、A45S(ハッチバックとセダン)
・CLA35、CLA45、CLA45S(クーペ:4ドア、シューティングブレーク)
・C43、C63、C63S(セダン、ステーションワゴン、2/4ドア・クーペ、カブリオレ)
・E53、E63、E63S(セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレ)
・CLS63クーペ
・S63
・SLC43
・SL63
●SUV系
・GLA35、45S
・GLB 43
・GLC43、GLC63、GLC63S
・GLE53
・GLS63
・G63
●スポーツ系
AMG GT(クーペ、R、ロードスター)
AMG GT 4ドア

AMGの魅力を堪能できるお薦めモデル

 メルセデスベンツ日本のホームページを見ると、上記のパワー仕様と、ボディタイプをCクラスのシューティングブレークやクーペ/カブリオレなどと区別していくと、なんと54タイプが存在する。

 これだけのモデルが揃っているなかで、価格や仕様で望むモデルを選ぶのは至難の業だが。それでもあえて筆者が注目するモデルをピックアップしてみた。

A35 4MATIC セダン/644万円

ボディサイズは全長4560×全幅1800×全高1410mm。1991㏄、直4ターボエンジンは306ps/400Nmに7速DCTを組み合わせる
ボディサイズは全長4560×全幅1800×全高1410mm。1991㏄、直4ターボエンジンは306ps/400Nmに7速DCTを組み合わせる

 エントリーモデルの役割を担うA35だが、ハッチバックモデルの45は基本的にホットハッチだが、外観の派手目の仕立てはちょっと気が引ける方なら、さりげなさが残されているセダンを選択する意味があるのではないか。

 後述するC63のような過激さはなくとも、AMGから得られる高い質感とスポーティさは充分に感じられる。

GLE53 4MATIC+/1421万円

ボディサイズは全長4960×全幅2020×全高1715mm。エンジンは435ps/520Nm+16kW/250Nmの駆動用モーター
ボディサイズは全長4960×全幅2020×全高1715mm。エンジンは435ps/520Nm+16kW/250Nmの駆動用モーター

 GL系でどれを選ぶかは、ユーザーが日常生活で何を重視するかによってかなり変わってくるはず。

 ユーティリティや高速移動の頻度など、意外に選択するとなると難しい。あえて選ぶとすれば、ビッググマイナーチェンジ前のモデルの熟成度合いなどを鑑み、車格の面でもGLE53には買い得感があるはずだ。

 GLEを含むメルセデスAMG53シリーズには、直6エンジンにISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)と48V電気システム、電動スーパーチャージャーを組み合わせ、さらに可変トルク配分を行うパフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を採用。

 ちなみにISGとは、エンジンとトランスミッションの間に配置された最高出力21ps(16kW)、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねており、この電気モーターと48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。

 エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現しているほか、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上させている。

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