レヴォーグ、ヤリス…新車豊作年!! 2020年「時代を変えた」変革車 5選


時代を変えた日本車5/スバルレヴォーグ

新型レヴォーグはSGP+フルインナーフレーム構造の採用で、従来型よりもボディのねじり剛性を44%もアップ。走りの楽しさと先進の安全性を両立しているのが凄い
ステレオカメラは従来までの日立オートモティブ製からスウェーデンのヴィオニア社製に変更。これに新たに前方の左右側方と後方の左右側方に計4つのミリ波レーダーおよび電動ブレーキブースターを採用し、車両の周囲360度をセンシングすることが可能になった
スバル車では初採用となる、約50km/h以下の渋滞時でのハンズオフアシスト機能

 2018年の東京モーターショーでのプロトタイプの公開、2020年夏頃から始まったプロモーションを経て、2020年10月に登場した新型レヴォーグは、コンセプト自体は「日本のユーザーに向けたミドルステーションワゴン」と先代モデルからそう変わらない。

 しかし、新型レヴォーグで凄いのは各部の磨き込みである。具体的には、プラットホームは現行インプレッサで登場したSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)だが、コストや生産の手間も掛かるインナーフレーム向上の採用により、クルマの基盤となるボディ剛性を大幅に強化。

 さらにシャシー関係ではステアリング系の強化、トップグレードとなるSTIスポーツでは名門ザックスの電子制御ダンパーも使ったドライブモードセレクトを採用。

 パワートレーンも新開発となる1.8L水平対向4気筒ターボを搭載する。このCB18型ターボエンジンはバランス型で十分な動力性能を持ち、「もう少し燃費が向上すれば文句ないのに」と思うところもある。

 とはいえ、非常にコンパクトな点や、これまでの水平対向エンジンを搭載するスバル車の弱点だったコールドスタートからの暖気が速くなるなど大幅に進化。ガソリンエンジンの高い可能性を感じさせてくれた。

 スバル車の基幹技術となっているアイサイトも周囲の情報収集を行うステレオカメラの小型化&高性能化、ミリ波レーダーの追加により、対停止車両への自動ブレーキでの制動可能速度が50km/hから60km/hに引き上げられるなど、基本性能が大幅に向上した。

 全グレードに設定されるEX系はさらに進んだソフトウェアの搭載により、渋滞時のハンズオフアシスト、自動車専用道路でのコーナー進入時のスピード調整、ETCゲートへの対応、ドライバーに体調など、異常が起きた際にクルマを停止する機能などが加わる、アイサイトXが装備される。

 そして新型レヴォーグの素晴らしさは安全関係も含め、これだけ内容の濃いクルマをアイサイトX装着車でも約350万円から400万円という現実的な範囲の価格で買えることだ。

 ヤリスとフィットという強敵との戦いを制し、「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのも納得だ。

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 こうしてみていくと、改めて2020年に登場した大物新型車のインパクトの強さを実感する。

 2020年が1989年のようなビンテージイヤー(当たり年)となることは間違いないのを喜ぶのと同時に、これを読んだみなさんも、ぜひ今回紹介した、時代を変えた日本車を購入して体感してほしい。

 こんな年が数年に1回はあるよう日本の自動車メーカーにはこれからも頑張ってほしいものだ。

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