■3位 ダイハツアルティス 98台
多くの人が名前だけ聞くとピンと来ないはず。でも誰もが知っているあのクルマ、そうトヨタカムリのダイハツ版がアルティスだ。
本家は2017年7月のデビュー以来、月平均3000台程を売る人気車だが、どうしたアルティス。グレードは、一部選べないオプションもあるが装備も価格もカムリのGと同じ仕様のみ。見た目の差もエンブレムぐらい。
やはり苦戦の最大の要因は、他のダイハツ車と比べると恐ろしく高価に見えること。
機能的な小さなクルマが手頃な価格で買えるのだから、アルティスまで目が向かないのかもしれない。下取りやサービスを考えると手を出しづらい気持ちもわかるが、「個性」を主張したい皆さん、狙い目ではないでしょうか!
■2位 三菱デリカD:3 95台
三菱が誇るカテゴリー唯一のクロカンミニバンのデリカD:5の弟分として設定されているものの、D5と共通するのは優れたユーテリティのみ。
この話で、一瞬、スズキソリオを思い浮かべた人もいるかもしれないが、そちらのOEM車両はD:2だ。こちらD:3の本家は日産NV200バネット(のOEM)。
しかも、D:3は5ナンバーの乗用ワゴン仕様のみ。4ナンバーのバン仕様は、デリカバンとして販売中と、ちょっとややこしい。
NV200バネットでも乗用ユーザーは限られるだけに、バンを除いた数字となれば、この台数も仕方ないだろう。
■1位 ダイハツメビウス 84台
2017年の暦年販売台数ワースト1も、またまたOEM。
トヨタプリウスαのダイハツ版が「メビウス」である。グレード構成は、プリウスαのエントリーシリーズとなる「S」の3タイプのみ。
これまた価格も同等。ダイハツ車としては高価に見えてしまうのもアルティス同様だが、ベースであるプリウスαもすでに一世代前で、プリウスとプリウスPHVの陰に隠れつつあるのも影響しているのだろう。
しかしながら、昨年11月の改良で「Toyota Safety Sense P」を全車に標準化。プリウスα同様にアップデートを受けている。この施策が2018年でのワースト1回避を期待したい。
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