コロナ禍時代 触れずに操作できるクルマのジェスチャー機能はどこまで進む?

コロナ禍時代 触れずに操作できるクルマのジェスチャー機能はどこまで進む?

 買い物をした後、スーパーの袋を両手に持って、クルマに戻ろうとすると両手が塞がっていて、リモコンキーはもちろん、キーを持っていればタッチするだけで開くスマートキーも使えない。そんな時に便利なのがリアバンパーに足を入れるだけで、トランクのバックドアが開くというハンズフリー機能がある。

 加えて、車体側面のスライドドアの下に足を入れるとドアが自動で開くハンズフリーオートスライドドアも、セレナをはじめ、ステップワゴンやフリード、N-BOXなどに設定されている(最近ではスマートキーに予約スイッチがあり、キーを持っているだけでスライドドアが自動で開くウエルカムパワースライドドア機能もあり)。

 こうした手を使って操作する機能は、エアコンやオーディオなどを手で操作するジャスチャーで行えるようになっており、つくづく便利な時代になったものだと感じる。

 このジェスチャーコントロールは、室内天井に設置された3Dカメラがユーザーの手の動きを読み取ることでコクピット中央の画面上に仮想の手を映し出し、手や指1本を動かすだけで、画面などに触れることなく各操作ができるのがポイント。

 例えば、コントロールディスプレイに向かって人差し指で小さな円を描くだけで音量調節ができたり、インパネに向かってVサインをかざすことでプリセットした機能を起動するといった操作を手の動きだけで行えるのだ。

 さて、コロナ禍時代にもマッチしているともいえる、触れずに操作できるジェスチャーコントロール機能。

 今後は、ますます増えていくのだろうか? モータージャーナリストの高根英幸氏が解説する。

文/高根英幸
写真/ホンダ メルセデスベンツ BMW 高根英幸

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