■漢のキーワードその2「孤独」
●孤独になれる仕組みを自ら積極的に構築せよ
休み時間のトイレにすら連れ立って行くのが女子小学生の特徴だが、それと似たようなことを、大の男が恥ずかしげもなく行っている光景を時おり目にする。おいおい、無駄に群れてどうしようというのだ? そんなことで、男として何かを成し遂げられるとでも思っているのか?
有名な人気マンガのように「最高の仲間」を大切にするのはご立派だが、それと同時に男は「しょせんは一人で生まれ、一人で死んでいくのだ」という“孤独の覚悟”も持たねばならない。男は本来、いつだって一匹の狼&ひと筋の流れ星。せいぜい愛する女が一人と、親友と呼べる男が一人でもいれば御の字なのだ。
しかし、どうしても群れてしまう習性も持ち合わせているのが人間という社会的な動物。それゆえ、ここはひとつ自ら積極的に、自動的に孤独になるシステムを構築するのが、男を磨くうえでは効果的なやり方となる。そのためには、下記の2モデルが最適な選択肢となるだろう。
●マツダ ロードスター
多人数が乗れるSUVに「仲間」とやらを乗せ、キャンプ場という「作られた荒れ地」を目指す。そんなことを真の男はやってはならぬ。真の男道を歩まんとする者は2座式オープンスポーツに乗り、沈む夕日を追いかけてどこまでも走っていくべきだ。
それでも時おり孤独に苛まれる瞬間はある。そんな時は、愛する女を横に乗せて旅に出よう。ロードスターは、一泊旅行するぐらいの荷物なら普通に収容可能だ。
●トヨタ GRヤリス
「痛快な走りを追求する」という面においては素晴らしいクルマだ。しかし……モテない! これに乗った男は「うわ、ガチすぎ」と異性から敬遠され、必然的に孤独になれる。それでいい、それでいいのだ(涙)!
■漢のキーワードその3「動」
●家から出て“獲物”を獲りに行こうぜ!
今の時代は自宅から一歩も出ずとも、クリックひとつでなんでも手に入れることができる。しかしそれでも、男の本質は「外へ出て、獲物を獲る」という部分にこそある。
現代を生きる自分にとっての“獲物”とは何かを考えながら野を駆け、人間や自然と生で対峙することの大切さを、便利な世の中となった今も、男は忘れてはならないのだ。
そしてぬくぬくとした家を出て、何が起こるかわからない現実という名の荒野を行くには、この3車種などが最適な相棒となるだろう、マジで。
●トヨタ ハイラックス
その昔、アメリカ西部のカウボーイは馬に乗っていたが、現代のカウボーイはたぶんピックアップに乗っている(※アメリカの再放送TVドラマによれば)。
そして日本で買える国産メーカー勢唯一のピックアップであるコイツに乗れば、すべての場所が「己の力で開拓すべき未開の地」に見えてくるはず。さあ、昨年8月のマイチェンでよりマッチョなイメージになったハイラックスで、とりあえず外に出ようぜ!
●ダイハツ ハイゼットトラック
「どこへでも行ける」というヘビーデューティ性を突き詰めると、道具は“シンプル”に行き着く。そしてシンプルな道具といえば、やはりコレが究極だろう。軽トラには複雑な装備など何もない。だが、ある意味「すべてがある」のだ。
●スズキ ジムニー
アメリカなどにある広大な荒野を突き進むには、ある程度大柄で頑丈なボディが必要となる。だが我が国の荒野を突き進むには、このくらいのサイズで充分というか、むしろこのサイズが最適かも。
ご承知のとおり日本を代表する「はたらく車」であり、どこへでも入って行けて、しかも現行型は比較的快適でもある。新車の納期が長いのが玉にキズだが、待てない場合は中古車を買えばいいのだ!
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