N=ノート(2020年12月国内フルモデルチェンジ)
e-POWER搭載で、前型がヒットモデルとなった、コンパクトカーの「ノート」。2020年12月、待望のモデルチェンジとなった。
今回より採用された第2世代e-POWERは、第1世代を遥かに凌ぐ加速性能と低燃費を備えており、先進的なエクステリアや、日産車とは思えないインテリアなど、コンパクトカーというクラスを越えたクルマの仕上がりを見せている。
当初は懸念されたe-POWER一本化(前型にはあったガソリンモデルを廃止)だが、発売から9か月経った現在でも月間6000~7000台と堅調な売れ行きを示している。
2021年8月には、車格を上げて3ナンバー化した上級仕様ノートオーラを追加。同時に、コンパクトスポーツファン待望のノートオーラNISMOも発表となるなど、派生車も続々と登場し、更なる活躍が期待されるモデルだ。
P=パスファインダー(2021年2月モデルチェンジ)
ムラーノと同じDプラットフォームを採用する、全長5mの7人乗りクロスオーバーSUVである「パスファインダー」。主に北米市場で販売されている。
2月のフルモデルチェンジで登場した新型は、四角くて無骨なデザインではあるが、モダンな雰囲気も漂わせており、特に、C字型につながったシグネチャーライトとヘッドライト、新形状のVモーショングリルなど、非常に力強い表情だ。
また、12.3インチのデジタルディスプレイを新採用したほか、日産セーフティシールド360と、合計10個のエアバッグを標準装備。上級グレードのSV、SLには、先進運転支援技術「ProPILOT Assist」を搭載するなど、デザインだけでなく、中身も一気にブラッシュアップし、さらに魅力的なモデルへと昇華した。
Q=キャシュカイ(2021年2月モデルチェンジ)
欧州を主戦場とするキャシュカイは、エクストレイルのホイールベースを短くしたモデルで、北米では「ローグスポーツ」として販売されている。2021年2月に発表された新型キャシュカイ(3代目)は、1.3リッター直噴ターボエンジンと、注目の1.5リッターサイズの可変圧縮比エンジン「VCターボ」を発電専用エンジンとして搭載した新型e-POWERが搭載されている。
最高出力140kW(187ps)、最大トルクは330Nmと、スピード嗜好の欧州ドライバーにとって、不足ないパフォーマンスを手に入れた。ボディサイズも大きくはないので、日本導入を期待したい一台だ。
R=ローグ(2020年10月モデルチェンジ)
北米ではローグ、中国や日本では、エクストレイルとして販売されているクロスオーバーSUVだ。2021年4月の上海モーターショーにおいて、中国向けの新型エクストレイル(VCターボエンジン仕様)が発表となっているほか、北米市場の「ローグ」は、2.5Lガソリン仕様が、すでに2020年10月から販売されている。
これまでのキックスやノートの流れを見る限り、エクストレイルにも日本向けにはe-POWER搭載は確実と思われる。欧州向けの新型エクストレイルには、e-POWERが搭載されることが発表されており、おそらく、日本向けの新型エクストレイルには、新型キャシュカイの「VCターボe-POWER」が搭載され、「エクストレイルe-POWER」として発表されるのでは、と予想している。
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