グリル王日本車代表選手権!

■第10位:ヴェゼル/上品でオシャレなボディ同色のグリル

威圧感が強いオラオラグリル 第10位:ヴェゼル
威圧感が強いオラオラグリル 第10位:ヴェゼル

 ヴェゼルのボディ同色グリルと初めて対面した際に、一瞬「うげえ」と思った人は少なくなかった……らしい。そのちょっと斬新な感覚には、新手のオラオラ感がなきにしもあらず。

 しかし、なにしろグリルがボディ同色ということは、基本的に目立たないということで、目が慣れればオラオラ感は大幅に減じ、上品でオシャレに感じるようになる(はず)。

 ホンダアクセスのオプションで、メッキグリルも用意されているが、これは逆にまったくフツーで、単にヴェゼル本来の気品を削いでいるだけ。オラオラ感もまるで弱い。

五角形型のボディ同色グリルが話題に。ホンダアクセスのオプションで黒色グリルも選択できる
五角形型のボディ同色グリルが話題に。ホンダアクセスのオプションで黒色グリルも選択できる

■第9位:NSXタイプS/やっとスーパーカーらしい顔になった!?

威圧感が強いオラオラグリル 第9位:NSXタイプS
威圧感が強いオラオラグリル 第9位:NSXタイプS

 「スーパーカーなのに、グリルが前期型レジェンド風のメッキ付き」で登場した2代目NSX。スポーツカーにゴージャス志向のメッキグリルは絶対ダメ! が不文律だが、あえてそれを採用したのは、オラオラ感のためだったのか? 

 結局不評に勝てず、マイナーチェンジでメッキ部をボディ同色に変更。しかしまったく販売の後押しにはならず、最終300台限定の「タイプS」で、ようやくスーパーカーらしい、シンプルな「ほぼ空気取り入れ口だけのグリル」になった。

 これまでのグリルに比べれば最も戦闘的ではあるが、それほど迫力があるわけではなく、平凡なスーパーカールックになっただけ、と言えなくもない。

2021年8月30日に正式発表されたNSXタイプS。中央開口部を拡大したバンパーが空力性能に寄与し、スーパーカーらしさを演出する
2021年8月30日に正式発表されたNSXタイプS。中央開口部を拡大したバンパーが空力性能に寄与し、スーパーカーらしさを演出する
NSX後期型は不評だったフロントグリルのメッキ部分をボディ同色に変更した
NSX後期型は不評だったフロントグリルのメッキ部分をボディ同色に変更した

■第8位:レジェンド(後期型)/カラス天狗のような五角形グリル

威圧感が強いオラオラグリル 第8位:レジェンド
威圧感が強いオラオラグリル 第8位:レジェンド

 今年いっぱいでの販売中止が決定したレジェンドだが、その五角形グリルはカラス天狗のようで、それなりの威圧感をもっていた。

 ただ、その威圧感は主に、「こんなクルマ、見たことないなぁ」という異物感が生むもので、あまりにも売れてなくて珍しいのと、どうにも全体にマッチしていないがゆえのものだった。

カラス天狗を思い起こさせる五角形グリル。どこかアンバランス感が否めない
カラス天狗を思い起こさせる五角形グリル。どこかアンバランス感が否めない

■第7位:ノートオーラNISMO/ブラックアウトした戦闘的なグリル

威圧感が強いオラオラグリル 第7位:ノートオーラNISMO
威圧感が強いオラオラグリル 第7位:ノートオーラNISMO

 ノートオーラは、ノーマルのノートに比べてグリルの質感をアップしている。ノートとノートオーラを見比べると、やはり「クルマの顔はグリルで決まるんだな」と納得させられる。

 ノートオーラNISMOは、ノートオーラのグリルをさらに上質かつ戦闘的に武装している。グリルの下側をブラックアウトして、エアダム上部まで貫通させ、開口部を拡大したような視覚効果を与えつつ、サイドのメッキ部がシッと太く上質に変更。フロントフェイス両端には「牙」を生やした。

 絶対的なオラオラ感は大したことはないが、NISMOに共通する赤の差し色と相まって、「飛ばす気マンマン」には見えるので、バックミラーに映った時の威圧感はそれなりに高い。

NISMO専用デザインでがっつり武装した次世代のシティレーサーだ
NISMO専用デザインでがっつり武装した次世代のシティレーサーだ

次ページは : ■第6位:ルーミーカスタム/ぶっとい横桟グリルで品がない

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