■第10位:ヴェゼル/上品でオシャレなボディ同色のグリル
ヴェゼルのボディ同色グリルと初めて対面した際に、一瞬「うげえ」と思った人は少なくなかった……らしい。そのちょっと斬新な感覚には、新手のオラオラ感がなきにしもあらず。
しかし、なにしろグリルがボディ同色ということは、基本的に目立たないということで、目が慣れればオラオラ感は大幅に減じ、上品でオシャレに感じるようになる(はず)。
ホンダアクセスのオプションで、メッキグリルも用意されているが、これは逆にまったくフツーで、単にヴェゼル本来の気品を削いでいるだけ。オラオラ感もまるで弱い。
■第9位:NSXタイプS/やっとスーパーカーらしい顔になった!?
「スーパーカーなのに、グリルが前期型レジェンド風のメッキ付き」で登場した2代目NSX。スポーツカーにゴージャス志向のメッキグリルは絶対ダメ! が不文律だが、あえてそれを採用したのは、オラオラ感のためだったのか?
結局不評に勝てず、マイナーチェンジでメッキ部をボディ同色に変更。しかしまったく販売の後押しにはならず、最終300台限定の「タイプS」で、ようやくスーパーカーらしい、シンプルな「ほぼ空気取り入れ口だけのグリル」になった。
これまでのグリルに比べれば最も戦闘的ではあるが、それほど迫力があるわけではなく、平凡なスーパーカールックになっただけ、と言えなくもない。
■第8位:レジェンド(後期型)/カラス天狗のような五角形グリル
今年いっぱいでの販売中止が決定したレジェンドだが、その五角形グリルはカラス天狗のようで、それなりの威圧感をもっていた。
ただ、その威圧感は主に、「こんなクルマ、見たことないなぁ」という異物感が生むもので、あまりにも売れてなくて珍しいのと、どうにも全体にマッチしていないがゆえのものだった。
■第7位:ノートオーラNISMO/ブラックアウトした戦闘的なグリル
ノートオーラは、ノーマルのノートに比べてグリルの質感をアップしている。ノートとノートオーラを見比べると、やはり「クルマの顔はグリルで決まるんだな」と納得させられる。
ノートオーラNISMOは、ノートオーラのグリルをさらに上質かつ戦闘的に武装している。グリルの下側をブラックアウトして、エアダム上部まで貫通させ、開口部を拡大したような視覚効果を与えつつ、サイドのメッキ部がシッと太く上質に変更。フロントフェイス両端には「牙」を生やした。
絶対的なオラオラ感は大したことはないが、NISMOに共通する赤の差し色と相まって、「飛ばす気マンマン」には見えるので、バックミラーに映った時の威圧感はそれなりに高い。
コメント
コメントの使い方