■ランボルギーニウラカン/『MFゴースト』登場キャラクター・大石代悟
ランボルギーニウラカンを駆るのが大石代悟(おおいしだいご)。本来、大石が乗るウラカンはLP610-4なのだが、今回、持ち込んだのはウラカンの集大成的なモデル″STO(スーパー・トロフェオ・オモロガータ)″。
ウラカンの駆動方式は基本4WDなのだが、STOはMRのリア駆動。ランボルギーニワンメイクレースマシンのスーパートロフェオをそのまま市販車にしたのがこのSTOだ。
搭載されるエンジンはV10、5.2Lで最高出力は640馬力。大石がドライブするウラカンよりも30馬力アップしていて車両重量も1339㎏とLP610-4よりも83㎏も軽い。
ウラカンが発売された当初、ドライブした時は衝撃だった。0~100km/h加速はわずか3.2秒。さらに200km/hまでの到達スピードは9.9秒と驚異的な加速性能。STOでは、それを軽々凌駕するポテンシャルを秘めている。
コクピットはレザーとスウェードとカーボンで構成されたSTO専用のデザイン。武骨なレーシングカーの雰囲気を出しながらも高級感がある。
カーボンシェルで構成されるシートはレーシングバケットのようなホールド感とハードな座面でクルマの動きがリニアに感じることができる。
加速で遠慮なくアクセルをONにすると即座にエンジンが反応してタコメーターが一気にレブリミットまで跳ね上がる。トルクのある力強さとレスポンスの良さは従来のウラカンとは別格の瞬発力だ。
タイヤの表面温度は低くグリップは期待できなかった。でも異常にスタビリティが高く安心してドライブができることに驚かされた。ブリヂストンタイヤの功績は多大だ。
JARIの1.5kmにもおよぶ長いストレートではメーター表示で309km/hを記録。今回は高速周回路を半周しか使っていなかったが、バンクも使って全開で走れば間違いなく340km/hは出たはずだ。
抜群なのは空力。ピタッと路面に張り付いたかのように危なげなく曲がってくれる。まるでフォーミュラカーをドライブしている感覚さえある。
STOではまったく盤石なマシンだが、LP610-4を駆る大石はそう簡単に勝てない。ウラカンは4WDと電子デバイスを使ってこそパフォーマンスを発揮する。
MFGでタイヤをコントロールされるので有り余るパワーの恩恵を得られるのはフレッシュなタイヤだけだ。
レーシングスリックを履いているスーパートロフェオでさえ、アクセルをラフで扱うとすぐにテールスライドしてしまうので、低グリップのタイヤではさらに危険。
またV10エンジンを搭載しているウラカンもガソリンの搭載量は多くなる。さらにタイヤマネージメントが難しいウラカンで戦う大石のドライビングセンスはいかに……。
今後も『MFゴースト』に登場する車両の音声収録を予定しています。最新情報が入り次第、お伝えしていきますので乞うご期待!
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■TVアニメ『MFゴースト』放送情報:2023年放送予定
■スタッフ
原作:しげの秀一(講談社「ヤングマガジン」連載)
■MFゴーストとは・・・
『MFゴースト』は、しげの秀一原作にて、2017年より「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の漫画作品。単行本の累計発行部数は320万部を突破。同じく「ヤングマガジン」にて1995年から2013年まで連載され“公道最速伝説”を描いた『頭文字D』の近未来の世界観設定にて、実在する公道でのカーレースバトルを描いている。原作コミックス最新巻、第13巻が好評発売中!
■イントロダクション
『頭文字D』より未来、西暦202X年。車の自動運転が普及した日本。そんな時代に、公道の自動車レースが開催されていた。世界中で人気を集めるレースの名はMFG。ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなど最速を誇るマシンが次々に参戦していた。一方、イギリスのレーシングスクールを卒業したドライバー、カナタ・リヴィントンは、ある目的を果たすため日本に帰国するのであったー。
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