湖や野池、ダム湖でのブラックバスフィッシングでは悪路走破性に優れ、トルクのある大型SUV
スポーツフィッシングとして人気を博しているブラックバスフィッシングでは竿を数本持ち歩くユーザーも多い。これは数多くのルアー(疑似餌)と呼ばれる仕掛けをそれぞれの竿にセットしておき、その時の魚の状況に応じて竿を瞬時に持ち替えるためだ。
また、ワンピースロッドという分割して小さくすることのできない竿を使用する釣り人が多いため、ロッドホルダーと呼ばれるクルマの天井に竿を収納するための器具を設置することが推奨される。
こういった理由から竿の本数に比例して道具が増えてしまうので、他の淡水での釣りに比べると荷物が多くなりがちで積載性の高さも求められる。仲間と一緒に野池やその周辺の未舗装路を回るといった遊び方をする人も多いのでボディサイズは大きくそれなりの悪路走破性が求められる。
いつかは自前のボートを牽引して釣りをしたいと憧れている釣り人には高トルクを持つ大型SUVなどがお薦めだ。
■湖や野池、ダム湖でのバス釣りには、「トヨタ ランドクルーザー」が一押し
バス釣りを嗜む人にお薦めなのがランドクルーザーだ。ラリーで磨き上げた悪路走破性と耐久性は世界でもトップクラスで申し分ない。都市部では少々持て余し気味となる大きなボディサイズもバス釣りでは郊外がメインとなるため問題になることは少ない。
何よりもバス釣りをする人にとって魅力的なのが、ボートを載せたトレーラーを牽引するために必要なヒッチメンバーがメーカーオプションで用意されていること。実際にボートを載せたトレーラーを牽引するにはトレーラーヒッチなど、さらに他のパーツも必要になるが、こちらも販売店装着オプションとして用意されており、「いつかは自分のボートでバスを釣りたい」と憧れを抱く人にはお薦めの一台だ。
堤防や磯など、岸からの海釣りにはSUVやステーションワゴン、ミニバン
海には出ず、堤防や磯など、岸で行う海釣りメインの場合、川や湖での釣りと比べるとクーラーボックスをはじめとする道具も大きくなる傾向があることと、堤防や砂浜でキャンプ、バーベキューなどの釣り+αのアクティビティを楽しむ人が多いことを考えると、小回りや悪路走破性よりも積載力や快適性を重視したSUV、ステーションワゴンやミニバン、大型バンが適している。
一方、目的地までに悪路を走る機会はほぼないため、悪路走破性はさほど重要ではない。むしろ、長距離を走るようなシチュエーションが多いため、運転のしやすさや快適性のほうが優先度が高い。
■堤防や磯など、岸からの海釣りには「日産 エクストレイル」が一押し
人気のSUVのラインナップは飽和状態だが、そのなかでも釣りに海釣りにお薦めなのが日産のエクストレイルだ。
その魅力は防水性を高める装備の豊富さ。ガソリン仕様のみの設定ではあるが、荷室、リアシート背面は標準で傷や汚れに強い樹脂製になっているのに加え、防水性の高いシート生地(一部ハイブリット仕様にも採用)や、濡れたブーツで乗り込んでも滑らない防水加工フロアも設定されている。濡れたり汚れたりすることの多い釣りの場合、気を遣わずに荷物を積むことができるのは大きい!
エクストレイルのガソリン仕様車には2列シートと3列シート仕様の2種類が用意されているが、3列シートの場合は荷室も狭くなるので、大人数で出かけることが少ない場合は2列シート仕様のほうがお薦めだ。
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