■BMW 3シリーズ(E30)
「六本木カローラ」なる蔑称で呼ばれることも多かった2代目のBMW 3シリーズ。現在はそのスクエアなデザインと小ぶりなサイズ感で再評価され、高値の物件は約300万円になることも。部品の供給がやや心もとなくなっているが、専門店に相談すればなんとかなる。
●中古車相場:100万〜300万円
●ドロ沼度:★★☆☆☆
■メルセデスベンツ Eクラス(W124)
1980年代から1990年代半ばまで作られた、現在のEクラスのご先祖様。さすがにやや古くなってきたため、メンテにはそれなりのお金がかかる時代にはなった。だが超メジャーな旧車であるため専門店も多く、専門店には「安く直すためのさまざまな知見」が蓄積されている。
●中古車相場:90万〜1250万円
●ドロ沼度:★★☆☆☆
■スマート ロードスター
ダイムラーとスウォッチの共同プロジェクトだった初代スマート。その派生モデルとして2003年に登場した2シーターオープン。0.7Lの直3ターボエンジンはたったの82psだが、「峠の下りでは秋名のハチロクより速いかも?」と思わせる名車だ。
●中古車相場:100万〜200万円
●ドロ沼度:★★★☆☆
■アウディTT(初代)
1999年から2006年まで販売されたアウディの2+2クーペ。走行性能に関しては当然ながら2代目、3代目TTのほうがはるかに上だが、ことデザインに関してはこの初代がナンバーワン。大切に維持したい人類遺産だ。
●中古車相場:30万〜180万円
●ドロ沼度:★★★☆☆
■フォルクスワーゲンゴルフ(2代目)
現在は8代目が販売されているフォルクスワーゲン ゴルフの、日本市場における実質的な初代。現在の電子化されたゴルフとはまったく異なるシンプルな乗り味とデザインはまさに貴重。数は少ないが専門店も存在し、そこを頼ればメンテも心配なし。
●中古車相場:100万〜250万円
●ドロ沼度:★★☆☆☆
■ローバー ミニ
FF車がまだ世に少なかった時代に「FFの2階建てレイアウト」「ラバーコーンサスペンション」などで小型車の世界に革命を起こした英国の名車。格安前期型の維持は大変だが、多数ある専門店で直された後期型なら大丈夫。パーツも豊富だ。
●中古車相場:70万〜430万円
●ドロ沼度:★★☆☆☆
■フォルクスワーゲン タイプI(通称ビートル)
第2次世界大戦中に「ドイツの国民車」として設計され、戦後はハッピーに世界を席巻した空冷エンジン搭載モデル。今や古くマニアックな存在ではあるが、専門店も愛好家も多く、また部品も豊富に流通しているため、その気になれば普通に維持できる。
●中古車相場:100万〜540万円
●ドロ沼度:★★★☆☆
■ポルシェ 911(996型)
初の水冷エンジン搭載911として1998年に登場。新車時の評価は低かったが、このところ「小ぶりでシンプルなのがイイ!」ということで再評価されつつある。格安物件はヤバいが、300万円以上の個体は悪くない場合が多い。
●中古車相場:220万〜1000万円
●ドロ沼度:★★☆☆☆
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