■2:渋谷区四反道跨線人道橋 ~山手線・埼京線など通勤電車から特急までバリエーションいっぱい!
続いてはJR・東京メトロ日比谷線恵比寿駅から、徒歩15分程度の「四反道跨線人道橋」です。ここではJR山手線、湘南新宿ライン・埼京線などが見られます。また、特急「成田エクスプレス」や埼京線と相互直通運転を行っている、りんかい線や相鉄線の車両も走ってきます。
この跨線橋はちょうどカーブのところにあり、望遠レンズを使うと迫力のある走行シーンを撮影できるポイント。各線の運転本数が多く、バラエティ豊かな車両がどんどんやってきますので、鉄道大好きな親子鉄にはぴったりでしょう。
なお「成田エクスプレス」はほとんどの時間帯で1時間に1本程度の頻度なので、渋谷駅の発着時刻を調べてから向かうといいでしょう。新宿方面に向かう成田エクスプレスは、おおよそ渋谷駅出発時刻の3~4分前くらいに通過します。成田空港行きは、渋谷駅の出発時刻に跨線橋で待っていれば見逃すことはありません。
さらに土休日などを中心とした特定日には特急「踊り子」、「サフィール踊り子」が通ることも! ただし、どちらの特急も運転日であっても1日に1本程度と非常にレアなので、出かける前に運転される日かどうか、時刻表や、JR東日本のWebサイトに公開されている渋谷駅の列車時刻をチェックしてみてください。ちなみに特急「踊り子」に使用されている車両は平日の朝、夕の時間帯にここを通る、特急「湘南」にも使われています。
なお、四反道跨線人道橋は老朽化により、2022年度中に架替え工事が予定されているので、見学はお早めに!
■3:大田区二本木橋 ~東海道新幹線がすぐ間近! 成田エクスプレス号など特急も見られる
都営地下鉄浅草線西馬込駅から徒歩10分程度のところにある「二本木橋」は、東海道新幹線と横須賀線を跨ぐ橋です。新幹線というと高架を走っていたり、高い防音壁に囲まれていたりと、見学しにくいイメージですが、実は東海道新幹線は地上を走行する区間が多く、ここのように新幹線を間近に見下ろすことのできる道路橋がいくつか点在しています。
ここがおすすめなのは、東海道新幹線だけでなく、横須賀線も見られる点です。2でご紹介した四反道跨線人道橋と同様に特急「成田エクスプレス」、「踊り子」、「サフィール踊り子」(踊り子、サフィールは土休日を中心とした運転日のみ)を見ることができます。また東海道新幹線は、市街地区間なので走行速度が比較的ゆっくり、小さな子どもと一緒でも、安心して見学できます。というのも、高速走行中の新幹線は音が大迫力なので、びっくりしてしまうお子さんもいるからです。ただし、周囲は住宅地なので、ちょっぴり配慮しながらウォッチングしましょう。
ここは金網越しに本格的な新幹線撮影を楽しむことができる場所でもあります。大人のほうが夢中になってしまわないよう、またクルマの往来に気をつけながら、楽しんでください。
■4:北区「北とぴあ」展望ロビー ~眺めが最高! 室内で快適ウォッチ
JR京浜東北線・東京メトロ南北線王子駅、もしくは東京さくらトラム(都電荒川線)王子駅前駅から歩いてすぐのところにある、「北とぴあ」。ここの17階にある、展望ロビーからはJR東日本の新幹線、京浜東北線、東北本線(宇都宮線)、高崎線、東京さくらトラムなど、北区を行き交うたくさんの列車たちを俯瞰して見ることができます。
休日や珍しい車両が走る日などは特に賑わいます。入場料が無料の上、室内なので空調完備! 熱中症を心配することなく見学ができます。JR東日本の新幹線はバリエーション豊富でとってもカラフル! 次は何色が来るかな、と子どもと楽しく列車を待つことができます。
なお、京浜東北線王子駅は、北とぴあ最寄りの北口にはエレベーターがありません。ベビーカーなどでエレベーターを利用したい場合は中央口を利用してください。
また、眼下に見える飛鳥山公園もおすすめです。春には満開の桜が楽しめます。小さな子どもでも安心して遊べる広い公園なので、トレインウォッチングの合間にぜひ立ち寄ってみましょう! 公園からも列車が見えるポイントがあります。
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