■長野へはアウトバックで出陣!
今回のゲレンデタクシー取材の足となってくれたのは、ゲレンデタクシーでも活躍しているレガシィアウトバック。
グレードは2018年9月にスバルの60周年記念として加わった、撥水ファブリックと合皮を組み合わせた専用シートや可動式クロスバーを内蔵した大型ブラックルーフレールといった装備が着き、よりアクティブに使える仕様な上に価格もリーズナブルなX-BREAK(340万2000円、スタッドレスタイヤ付)だった。
「スバルのクロスオーバーなら安心」ということで、夕方の都内を出発。
日中の仕事もあり疲れ気味の体であったが、十分な余裕があり高回転まで回しても不快な振動、騒音を出さない2.5L水平対向エンジン、重心の低い水平対向エンジン+AWDによる高い走行安定性、そして運転が上手い人のような先行車の追従に加えレーンキープも積極的に行われるアイサイトver.3の3点セットより、東京~長野間、約200kmの道のりを疲れ知らずのノンストップでリラックスしながら快適に前泊地に到着した。
■走行性能やフィーリングだけでなく細やかな装備もさすがスバル
取材当日朝はマイナス7度という寒さの中の出発。幸い寒さでウィンドウが凍る、ミラーが曇るということはなかった。
しかし最近は関東圏でもよくあるそんな状況下でも、フロントワイパーデアイサー(熱線)とヒーテッドドアミラーに加え、シートヒーターとステアリングヒーターも装備されるので、局所を暖めながら素早く視界を確保してスタートできることは時間のない朝にはありがたかった。
そしてスキー場への往路はアイスバーンやシャーベット路などいろいろな雪道があったが、高性能スタッドレスタイヤを履いたアウトバックであればほぼ何も起きることはなく、絶大な安心感を持ちながら雪道を楽しみながら走れた。また寒さでちょっと疲れた帰り道の高速道路でも前述の3点セットの効果は素晴らしく、取材以上に体が疲れているであろうスキードライブではさらに手放せないものとなるに違いない。
なおスキードライブに近い使用パターンとなった往復の燃費は、カタログに載るJC08モード燃費14.8km/Lに対し、12.5km/Lだった。
アウトバックの持つ高い快適性と安心感、レギュラーガソリン仕様であることを総合して考えれば、納得のいくものだろう。
2月のシカゴモーターショーで次期レガシィが公開されることもあり、アウトバックもモデル末期なのは事実ではあるが、そのぶん登場から5年目となった現行モデルにはスバルらしい熟成が進んでいるという魅力もある。
それだけにクルマをアクティブに使い、大陸的なクルマが欲しいという方にはアウトバックも候補に挙げることを強く勧めたい。
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