■8400rpmがレブリミットのB18C型1.8L、直4VTECは初代インテグラタイプRに搭載
最後に初代インテグラタイプRに搭載されていたB18C型1.8L、直4VTECエンジンを挙げたい。え、ちょっと待った! S2000に搭載していた9000rpmまで回るF20C型2L、VTECエンジンじゃないの? という人もいるはず。
ボディ剛性の面からいえば、2代目インテRのほうが上だし、エンジンに関してもF20C型2L、直4VTECを搭載するS2000のほうが、250ps/22.2kgmと勝っているのになぜB18Cを推すのか?
キーを捻ってエンジンを掛け、アルミのシフトノブを介して1速に入れ、右足を踏んでいくと、前輪が空回りし、トラクションが不足しながらの圧倒的な加速フィールは衝撃的だった。
S2000はシャシー、ボディ、エンジンすべてにわたって完成度が高く、むしろサーキットじゃないと、その魅力が引き出せないのだ。レベルが高いのだ。
その点、1060kgの初代インテRのボディはS2000に比べるとちょっとヤワなので限界点が低い。山坂道や大黒パーキングから首都高に出る際の360度コーナーなど、そんなに飛ばさなくてもドキドキするほどの興奮が味わるのだった。
手作業のポート研磨や専用のピストン&カムシャフトを備えるB18CスペックRは、低速から高速へカムが6000rpmほどで切り替わってからは、まるで別物のように一段とシャープさが増していき、レブリミットの8400rpmを超えても衰えない回転フィールには脱帽。
初代インテRは年式によって3つのモデル、96スペックと98スペック、00スペックがあります。96スペックRは1995年10月に登場した前期型で、その後、1998年1月のマイナーチェンジで195/55R15サイズの4穴114から215/45R16サイズの5穴114に変更されたのをはじめ、最終減速比が4.400から4.785にローギアード化され、エキゾーストマニホールドがスチールからステンレス製に。
さらにブレーキキャリパーの大型化&ローター径1インチ拡大、モノコックの剛性強化などが挙げられます。エクステリアもヘッドライトがハロゲンからHIDになったり、リアバンパーやテールレーンズの形状に若干の違いがあるなど細かいところにも違いがある。
00スペックは基本的には98スペックと変わらないが、法規制に対応するため、型式がE-DC2からGF-DC2に変更されている。細かいところではセンターコンソールにシリアルプレートが装着されたり、スポーツペダルや電動格納式ミラー、カーボンパネル、キーレスエントリーなど装備が充実している。
初代インテRの中古車価格帯は約160万~約890万円。では96スペックか、98スペック、00スペック、どれがいいのかだが、性能と価格のバランスを考えると、98スペックか。そこはやはり20年以上前の中古車ということを考えると、価格の安さよりも“程度重視”で選ぶことが必須となる。
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コメント
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セダン好きなので、実際に乗る事はなかったがツアラーVは本気で考えた。が、やはり若者には高かった(T_T)
それと、ハイパワー車ではないけどアコードインスパイアは単純にカッコいいから憧れた。
魅力的な車が幾つも被って出ていたので、憧れだけで終わった車は腐る程あるんではないでしょうか?
後半の内容、わかります。今で例えるならエスニはGR86的で凄く高い位置でまとまってるので速度域も高い。
峠や日常でも安全に楽しいのは実はZN6の方の86やインテRやEK9などの方だったりしますよね。
前半も親が乗っていた34スカイラインはGTRじゃないけれどエンジンの鼓動が感じられ、幼少であっても良さが分かりました。
1JZはその完成度やノビしろ&耐久性だけじゃなく、国産最高の官能音と名高いですね