コーヒー淹れる工程なぜ生中継? SA/PAの「ミル挽き自販機」の謎に迫る

待ち時間が長いからエンタメにしよう

なんせ豆を挽くことからやるので時間が掛かる。それならば抽出工程を中継しちゃおうってアイデアが凄すぎる
なんせ豆を挽くことからやるので時間が掛かる。それならば抽出工程を中継しちゃおうってアイデアが凄すぎる

 そんなミル挽き珈琲アドマイヤだが、実は20年近くの歴史を持つ。1杯ごと挽きたて淹れたてを提供し、5つのカメラで中継するという基本的なスタイルは変わっていない。

 ミル挽き珈琲アドマイヤは味にもこだわっていて、1杯ごと作るため自動販売機のコーヒーとは思えないほど美味しいのだが、1杯あたり注文から完成まで約70秒かかってしまうのが弱点と言える。

 トーヨーベンディング株式会社はこの弱点を購入者に楽しんでもらう時間にしようと考えた。こうして誕生したのが5つのカメラで工程を中継してエンターテインメントにしようというアイデアだ。

『コーヒールンバ』を聴きながら待つコーヒーは格別
『コーヒールンバ』を聴きながら待つコーヒーは格別

 同時に流れるコーヒールンバという曲は荻野目洋子や福山雅治などにカバーされており、「コーヒーと言えば」な楽曲であったため同時に再生することとなった。

 ミル挽き珈琲アドマイヤはコーヒーを淹れる工程を見て楽しみ、コーヒーの香りと味を楽しみ、中継中に流れてくるコーヒールンバを耳で楽しみ、出来上がったコーヒーの暖かさを肌で感じる。五感で楽しむことができるコーヒーとなっているのだ。

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