■時代が早すぎた? SUVブームの今なら売れそうなクロスロード
初代クロスロードはランドローバーディスカバーリーのOEM車だったが、2007年2月から2010年8月まで販売された2代目クロスロードは、全長約4.3mというコンパクトなボディに7人乗りの3列シートをレイアウトした優れたパッケージを採用したSUVだ。
エクステリアデザインは塊感のある力強さ、存在感を際立たせるとともに、センターピラーやウィンドウまわりを彫り深く面取りした造形とすることでたくましさを表現している。
エンジンは1.8L、直4i-VTECと2L直4i-VTECの2種類で、組み合わされるミッションは5速AT。駆動方式は2WD(FF)と4WDを選ぶことが可能だった。
サードシートへのアクセスを考えて、リアドアは約80度の大開度を実現。また2列目シート肩口のレバー操作により、2列目シートが倒れ、スライドするので、3列目シートへのアクセスがスムーズに行えた。
残念ながらたいして売れずにひっそりと販売終了してしまったが、こういう失敗こそが、次につながる。一代限りのクルマだっていいじゃないか! ホンダはチャレンジングな会社だったはずだ。
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