■ディーラーがここまで挑むわけ
まだまだ、特徴的なポイントを挙げだしたらキリがない「WEINS PARK 海老名」だが、なぜ自動車販売会社がこれほどまでに大きな総合施設をオープンさせたのだろうか? その目的の起源はクルマを売るだけではなく、カーライフを通じた体験の場を設けたいという思いだ。
直接的な車両の販売に繋げなくとも、ウェインズグループを認知してもらう。クルマに繋がる体験を通じて「クルマがある生活っていいな」と感じてもらう。そのような思いがあり総合施設の開設へと至った。
また、周辺地域に愛される企業を目指してという側面もある。この海老名IC近くの広大な土地を使うということは、地域に対して理解してもらう必要もある。当然開設にあたり地域の人たちとのコミュニケーションも取ってきた。
その中で「犬を連れて入れるドッグカフェがあると嬉しい」「昼間に子供を連れて入れるカフェがほしい」このような声から、ドッグカフェやドッグラン、3on3のバスケットコート、焼き肉レストランなど地域の人々が立ち寄りやすい施設が併設されることとなった。
このような大きな総合施設を自動車ディーラーと併設する形で建設された例は少ない。ウエインズトヨタ神奈川は昨年経営統合されて発足したが、その歴史を振り返ると日本で初めて女性のセールススタッフを採用したり、コーヒーカウンターを設置したりと、自動車ディーラーとして「日本初」なチャレンジを数々行ってきた。
今回のオープンも大きな日本初のチャレンジと言える。このチャレンジが将来的に自動車販売のスタンダードになる日がくるかもしれない。
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