お尻良ければすべてヨシ!!? スイフト GT-R アヴェンタドール…… 魅惑のバックシャン世界選手権

■美しい箱型リアデザイン

 お尻の四角さのバランスや、面、造形が美しいクルマ。A8からA4あたりまでの多くのアウディが当てはまる。ハイエース(ハイルーフを除く)やエブリイワゴンのテールも、美しいと感じたりする。

アウディ A4…“美しい箱型”テールがアウディのしるし。共通のイメージを持つリアビューは羨望の的となる!
アウディ A4…“美しい箱型”テールがアウディのしるし。共通のイメージを持つリアビューは羨望の的となる!

■コロンとしたお尻型リアデザイン

 そのものズバリ、キレイなお尻を連想させる、張りのある美しいリア曲面を持つクルマ。フィアット500やスバルR2、初代アウディTT、そして現行スズキ・スイフトなどなど。

スバル R2…台数的には苦戦したR2だが“コロンとしたお尻型”のリアビューには男心をくすぐる丸みがある
スバル R2…台数的には苦戦したR2だが“コロンとしたお尻型”のリアビューには男心をくすぐる丸みがある
初代アウディTT…現行型ではワイド&ローでスリムなクーペルックに近づいてしまったが、初期型のアウディTTには、“コロンとしたお尻型”ゆえのなんともいえない愛らしさがあった!
初代アウディTT…現行型ではワイド&ローでスリムなクーペルックに近づいてしまったが、初期型のアウディTTには、“コロンとしたお尻型”ゆえのなんともいえない愛らしさがあった!
フィアット500…そのかわいらしさはフロントマスクにあると思われがちだが、いい尻持っているのである
フィアット500…そのかわいらしさはフロントマスクにあると思われがちだが、いい尻持っているのである

■尻下がり型リアデザイン

 ウェッジシェイプとは逆に、お尻の方が下がっていると、速さではなく余裕を感じさせる。歴代ロールスロイスや、以前のジャガー、レパードJフェリーなど。

日産 レパードJフェリー…お尻の下がったクルマは日本では売れないという言葉通りの失敗であったが、それでも好き者にはアピールするのだ
日産 レパードJフェリー…お尻の下がったクルマは日本では売れないという言葉通りの失敗であったが、それでも好き者にはアピールするのだ

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 後ろ姿がカッコいいクルマは、どれもこれらの項目に単数~複数該当すると思います。

 現行モデルで言うと、国産車ではまずスイフト。これが日本一っす! コロンとした張りのあるお尻は、まさに魅惑のオシリーナ。思わず見とれてしまうデザイン。

スズキ スイフト…清水氏が日本車のリアビューでもっとも高く評価するのが、スイフトだ!コロンとした張りがあるなめらかなラインで“魅惑のオシリーナ”の称号を得た!
スズキ スイフト…清水氏が日本車のリアビューでもっとも高く評価するのが、スイフトだ!コロンとした張りがあるなめらかなラインで“魅惑のオシリーナ”の称号を得た!

 オーリスは、リアの面がプリンと色っぽく張りつつ、噴射感もある。オーリスの場合、リアだけが美しいという珍しいパターンだ。

 プリウスは曲線を途中で切り落とした噴射口型で、ラインがなかなか美しい。スカイラインクーペは、切り落とした断面にさらに美しい噴射感があり、かつキュッと上向きのお尻感が同時に実現している。アコード/アコードツアラーは美しい四角。踏ん張り感もある。

トヨタ プリウス…“噴射口型”とエキサイティングな分類であるが、いい尻もこれだけ多いと食傷気味なのも事実だ……
トヨタ プリウス…“噴射口型”とエキサイティングな分類であるが、いい尻もこれだけ多いと食傷気味なのも事実だ……
日産 スカイラインクーペ…美しいフォルムだが、顔は好き嫌いが分かれる。とはいえ美しい噴射感のあるリアである
日産 スカイラインクーペ…美しいフォルムだが、顔は好き嫌いが分かれる。とはいえ美しい噴射感のあるリアである
ホンダ アコードツアラー…アコードツアラーのリアビューは美しい箱形だ。遠くからも目立ち、カッコよい。しかし、近くで見るとその巨大さに驚いてしまう
ホンダ アコードツアラー…アコードツアラーのリアビューは美しい箱形だ。遠くからも目立ち、カッコよい。しかし、近くで見るとその巨大さに驚いてしまう

 輸入車にはバックシャンが数多く、アウディはSUVを除いてほぼすべてがそうだ。アルファ・ジュリエッタはオーリスそっくり(逆か)。テールランプの渦巻きLEDも、誘惑に一役買っている。

 ちなみにテールランプの形状や材質も重要だ。形状はシンプル&インプレッシブが基本。LEDは、今のところ高級そうに見えるため、それだけでプラス査定だ。テールランプ全体の中のどこをどう光らせるかによっても、ステキ感を高めることができる。現行モデルのベストは、やっぱり渦巻きのジュリエッタ!

アルファロメオ ジュリエッタ…オーリスと似たテイスト(オーリスが似たのか?)のジュリエッタは、印象的なリアビューが美しいのだ!
アルファロメオ ジュリエッタ…オーリスと似たテイスト(オーリスが似たのか?)のジュリエッタは、印象的なリアビューが美しいのだ!

 また、ウィンカーもLEDだとさらにプラス査定は高い。ウィンカーは点滅するものなので、LEDのキレのいい点滅が高級感をさらに高めるのだ。

 では、現行モデル最強のバックシャンはどれだ!?

 それはランボルギーニ・アヴェンタドールだ。おきて破りのワイド&ロー、とてつもない噴射感。これをやられたら手も足も出ません! 我が458イタリアも降参です。

ランボルギーニ アヴェンタドール…清水氏が世界最強のお尻と評するアヴェンタドール。造形に加えライトのデザインなど迫力満点のスーパースポーツだ!
ランボルギーニ アヴェンタドール…清水氏が世界最強のお尻と評するアヴェンタドール。造形に加えライトのデザインなど迫力満点のスーパースポーツだ!

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 画像ギャラリーでは、清水氏の選から漏れた日本車のリアビューをチェック! コンパクト、SUV、セダン、ワゴンとそれぞれ異なるジャンルとはいえ、どれも個性にあふれた“艶姿”だぞ!

(内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

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