これまで日本にはたくさんのクルマが生まれては消えていった。そのなかには、「珍車」などと呼ばれ、現代でも面白おかしく語られているモデルもある。しかし、それらのクルマが試金石となったことで、数々の名車が生まれたと言っても過言ではない。
当連載では、これら「珍車」と呼ばれた伝説のクルマや技術などをピックアップし、その特徴を解説しつつ、日本の自動車文化を豊かにしてくれたことへの感謝と「愛」を語っていく。今回は、スモールモデルでありながら上質さとデザインの自由度を追求した、スバルR2を取り上げる。
文/フォッケウルフ、写真/スバル
コメント
コメントの使い方「デザインを手掛けたのはかつてアルファロメオに在籍していた経歴を持つアンドレアス・ザパティナス」とのことですが、2003年12月当時に他メディアで報道された当時スバル商品企画本部デザイン部の田中昭彦氏のインタビューによると、「チーフデザイナーのザパティナス氏は室内のカラーリングやフロントグリルのバランスを担当したようで、フォルムそのものはスバル着任時にはすでにデザインされていた」そうです。