【ビークロス フィガロ SVX…】「今こそ欲しい」あの名車と迷車の中古車相場


スバル アルシオーネSVX/1991~1997年

■中古車相場/60万~200万円

ジョルジェット・ジウジアーロのデザインが魅力のアルシオーネSVX。

 実直な4WDセダンやワゴンを中心に作っていた富士重工(当時。現SUBARU)が1991年、なぜかいきなり発売した流麗きわまりない高級2ドアクーペ。それがアルシオーネSVXです。

 エクステリアデザインを担当したのは工業デザイン界の巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロ。全体的にステキなデザインですが、ドアガラスがルーフ面にまで回り込んでいるキャビン部分は特にステキです。

 販売時期やグレードによっていろいろ異なるのですが、新車時価格は283万6000円から399万5000円。その中古車相場は今、「60万~200万円ぐらい」というのがひとつの目安です。

 ただ、なかには300万円超や500万円超の個体も少数ながら存在し、2019年9月時点での最高値はなんと728万円。これは実走326kmという博物館級の個体で、筆者は過日この個体を取材しましたが、ハッキリ言って「ほとんど新車」でした。

 そういった個体はさておき、60万~90万円ぐらいの中古車は「買ってそのまま乗れる」とは思わないほうがいいでしょう。

 販売価格200万円台の個体であっても、もはや「納車前にかなりしっかり整備しないことにはマトモに走らない(専門店談)」という年式のアルシオーネSVXです。

 数十万円程度の予算で「ノートラブルでしっかり走るキレイな元高級クーペが買える」と思っているとしたら、申し訳ないですが「甘い!」というほかありません。

写真をクリックするとアルシオーネSVXの中古車が見られます!

トヨタ セラ/1990~1994年

■中古車相場/ 50万~100万円

110ps/13.5kgmの1.5Lエンジンを搭載したセラ。ガルウイングドアが特徴だったがルーフがほぼキャノピーのため夏は暑かった

 運転席と助手席のドア全体が上方に持ち上がる「ガルウィング式ドア」は、基本的にはスーパーカーの専売特許みたいなものです。

 しかし1.5Lの(失礼ながら)しょぼいエンジンを搭載する小ぶりな3ドアクーペにガルウィングドア(正確にはバタフライドア)を付け、それだけではなく、ボディの上半分をほぼすべてガラスにしたという「伝説の一台」が、1990年から1995年まで販売されたトヨタセラです。

 当時の新車価格はベースグレードが約160万円で、室内に合わせて音響解析した「スーパーライブサウンドシステム(CD・10スピーカー・DSP搭載)」装着車は190万円以上でした。

 最近の中古車相場は50万~100万円といったところで、ボリュームゾーンは70万円前後です。

 100万円ぐらいの超バリモノ(程度極上)を買うのがベストなんでしょうが、70万円前後の中古車であっても内装がキレイで(車の設計上、紫外線で内装がヤレてる個体も多い)、エアコンがちゃんと利く個体が見つかったならば買ってもOKです。

 ルーフ部分がすべてガラスなため、エアコンが利かないセラに夏場乗るのはほぼ自殺行為。エアコンの状態だけはぜひ真剣にチェックしてください。

 その他箇所の純正補修パーツも今や基本的には廃番ですが、トヨタの他モデルから流用できる部品も多いため、根性があればどうにかなります。

写真をクリックするとセラの中古車が見られます!

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